経路の長さは、速度ベクトルの大きさ(速さ)を時間で積分することで求められます。
まず、速度ベクトル v(t) を求めます。これは、位置ベクトル r(t) を時間 t で微分することで得られます。 v(t)=dtdr(t)=(dtd(t−et−1),dtd(2)) dtd(t−et−1)=1−et−1 dtd(2)=0 したがって、
v(t)=(1−et−1,0) 次に、速さ ∣v(t)∣ を計算します。 ∣v(t)∣=(1−et−1)2+02=∣1−et−1∣ 経路の長さ s は、速さ ∣v(t)∣ を時刻 t=0 から t=2 まで積分することで求まります。 s=∫02∣1−et−1∣dt 積分範囲を分割する必要があります。
1−et−1=0 となるのは、et−1=1、つまり t−1=0、すなわち t=1 のときです。 0≤t<1 のとき、t−1<0 なので et−1<1 となり、1−et−1>0 です。 1<t≤2 のとき、t−1>0 なので et−1>1 となり、1−et−1<0 です。 したがって、積分は次のように分割されます。
s=∫01(1−et−1)dt+∫12(et−1−1)dt それぞれの積分を計算します。
∫01(1−et−1)dt=[t−et−1]01=(1−e0)−(0−e−1)=1−1+e−1=e−1 ∫12(et−1−1)dt=[et−1−t]12=(e2−1−2)−(e1−1−1)=(e−2)−(1−1)=e−2 s=e−1+e−2