この問題は、斜面上を滑る物体の運動を扱っており、最終的な速度を求めるための式が与えられています。与えられた式から、最終速度 $v$ を求めることが目的です。

応用数学力学運動エネルギー保存則運動方程式物理
2025/6/8

1. 問題の内容

この問題は、斜面上を滑る物体の運動を扱っており、最終的な速度を求めるための式が与えられています。与えられた式から、最終速度 vv を求めることが目的です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた式を整理します。
最初の式は、等加速度運動の式 v=v0+atv = v_0 + at を表しています。ここで、vvは最終速度、v0v_0は初速度、aaは加速度、ttは時間です。
二番目の式は、v=gtv = gt となっています。これは、加速度が重力加速度 gg のみである場合を表しています。しかし、次の式を考慮すると、重力に加えて摩擦力も働いていることがわかります。
三番目の式は、v=g(sinθμmgcosθ)v = g(\sin\theta - \mu' mg \cos\theta) となっています。これは、加速度 aa が、g(sinθμmgcosθ)g(\sin\theta - \mu' mg \cos\theta) で表されることを意味します。
ここで、θ\thetaは斜面の角度、μ\mu'は動摩擦係数、mmは物体の質量です。この式は、斜面下向きの重力成分(gsinθg \sin\theta)から、摩擦力による減速(μmgcosθ\mu' mg \cos\theta)を差し引いたものが正味の加速度であることを示しています。
問題文にある最後の式は、最終速度 vv を求める式です。
v=2lg(sinθμmgcosθ)v = \sqrt{\frac{2l}{g(\sin\theta - \mu' mg \cos\theta)}}
この式は、斜面を距離 ll だけ滑り降りたときの最終速度を示しています。この式は、エネルギー保存則または運動方程式を解くことで導出できます。

3. 最終的な答え

v=2lg(sinθμmgcosθ)v = \sqrt{\frac{2l}{g(\sin\theta - \mu' mg \cos\theta)}}

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