高度が100m高くなるごとに0.65℃下がる状況で、以下の3つの問いに答えます。 (1) 高度$x$ mのときの気温$y$℃をグラフで表した図を選択肢から選びます。 (2) 気温が-1℃となる高度を、選択肢から選びます。 (3) 「高度1000mの気温と高度2000mの気温差」が、「高度700mの気温と高度$s$ mの気温差」の2倍となるような高度$s$を、選択肢から選びます。ただし、$0 \le s \le 1100$とします。

応用数学一次関数グラフ方程式気温高度
2025/6/8

1. 問題の内容

高度が100m高くなるごとに0.65℃下がる状況で、以下の3つの問いに答えます。
(1) 高度xx mのときの気温yy℃をグラフで表した図を選択肢から選びます。
(2) 気温が-1℃となる高度を、選択肢から選びます。
(3) 「高度1000mの気温と高度2000mの気温差」が、「高度700mの気温と高度ss mの気温差」の2倍となるような高度ssを、選択肢から選びます。ただし、0s11000 \le s \le 1100とします。

2. 解き方の手順

(1) 高度xx mのときの気温yy℃を求める式を立てます。地上0mの気温が25℃なので、y=250.0065xy = 25 - 0.0065xとなります。グラフは、xxが大きくなるとyyが小さくなる直線なので、右下がりの直線です。また、x=0x=0のときy=25y=25なので、yy切片が正の値を持つグラフを選びます。これらの条件を満たすのは、選択肢の①です。
(2) 気温が-1℃となる高度xxを求めます。y=1y = -1y=250.0065xy = 25 - 0.0065xに代入すると、1=250.0065x-1 = 25 - 0.0065xとなります。
0.0065x=260.0065x = 26
x=260.0065=26000065=4000x = \frac{26}{0.0065} = \frac{260000}{65} = 4000
したがって、高度は4000mです。
(3) まず、高度1000m, 2000m, 700mの気温を計算します。
高度1000mの気温: y1000=250.0065×1000=256.5=18.5y_{1000} = 25 - 0.0065 \times 1000 = 25 - 6.5 = 18.5
高度2000mの気温: y2000=250.0065×2000=2513=12y_{2000} = 25 - 0.0065 \times 2000 = 25 - 13 = 12
高度700mの気温: y700=250.0065×700=254.55=20.45y_{700} = 25 - 0.0065 \times 700 = 25 - 4.55 = 20.45
問題文より、
y1000y2000=2y700ys|y_{1000} - y_{2000}| = 2|y_{700} - y_s|
18.512=220.45ys|18.5 - 12| = 2|20.45 - y_s|
6.5=220.45ys6.5 = 2|20.45 - y_s|
20.45ys=3.25|20.45 - y_s| = 3.25
20.45ys=3.2520.45 - y_s = 3.25または20.45ys=3.2520.45 - y_s = -3.25
ys=20.453.25=17.2y_s = 20.45 - 3.25 = 17.2またはys=20.45+3.25=23.7y_s = 20.45 + 3.25 = 23.7
高度ssの気温はys=250.0065sy_s = 25 - 0.0065sで表されるので、
17.2=250.0065s17.2 = 25 - 0.0065sまたは23.7=250.0065s23.7 = 25 - 0.0065s
0.0065s=2517.2=7.80.0065s = 25 - 17.2 = 7.8または0.0065s=2523.7=1.30.0065s = 25 - 23.7 = 1.3
s=7.80.0065=7800065=1200s = \frac{7.8}{0.0065} = \frac{78000}{65} = 1200またはs=1.30.0065=1300065=200s = \frac{1.3}{0.0065} = \frac{13000}{65} = 200
ただし、0s11000 \le s \le 1100なので、s=200s = 200

3. 最終的な答え

(1) サ: ①
(2) シ: ④
(3) ス: ①

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