与えられた等式 $\frac{\pi h^2}{h-1} = \pi h^2 \frac{1+\sqrt{2h-1}}{(h-1)^2}$ が正しいかどうかを判定します。

代数学方程式式の変形平方根二次方程式解の検証
2025/3/16

1. 問題の内容

与えられた等式 πh2h1=πh21+2h1(h1)2\frac{\pi h^2}{h-1} = \pi h^2 \frac{1+\sqrt{2h-1}}{(h-1)^2} が正しいかどうかを判定します。

2. 解き方の手順

まず、与えられた等式の右辺を変形し、左辺と同じ形になるかどうかを調べます。
πh21+2h1(h1)2=πh2(h1)2(1+2h1)\pi h^2 \frac{1+\sqrt{2h-1}}{(h-1)^2} = \frac{\pi h^2}{(h-1)^2} (1+\sqrt{2h-1})
ここで、与えられた等式が成り立つと仮定すると、
πh2h1=πh2(h1)2(1+2h1)\frac{\pi h^2}{h-1} = \frac{\pi h^2}{(h-1)^2} (1+\sqrt{2h-1})
両辺を πh2\pi h^2 で割ります(ただし、h0h \neq 0)。
1h1=1(h1)2(1+2h1)\frac{1}{h-1} = \frac{1}{(h-1)^2} (1+\sqrt{2h-1})
両辺に (h1)2(h-1)^2 をかけます。
h1=1+2h1h-1 = 1 + \sqrt{2h-1}
2h1=h2\sqrt{2h-1} = h-2
両辺を2乗します。
(2h1)2=(h2)2(\sqrt{2h-1})^2 = (h-2)^2
2h1=h24h+42h-1 = h^2 - 4h + 4
h26h+5=0h^2 - 6h + 5 = 0
(h1)(h5)=0(h-1)(h-5) = 0
したがって、h=1h=1 または h=5h=5
ただし、元の等式において h1h-1 が分母にあるため、h=1h=1 は解として不適切です。h=5h=5 の場合、2h1=2(5)1=9=3\sqrt{2h-1} = \sqrt{2(5)-1} = \sqrt{9} = 3 であり、h2=52=3h-2 = 5-2 = 3 なので、h=5h=5 は解として適切です。
h=5h=5 の場合、左辺は π(52)51=25π4\frac{\pi (5^2)}{5-1} = \frac{25\pi}{4} です。
右辺は π(52)1+2(5)1(51)2=25π1+316=25π416=25π4\pi (5^2) \frac{1+\sqrt{2(5)-1}}{(5-1)^2} = 25\pi \frac{1+3}{16} = 25\pi \frac{4}{16} = \frac{25\pi}{4} です。
したがって、与えられた等式は、h=5h=5 の場合に成り立ちます。しかし、一般には成り立ちません。

3. 最終的な答え

与えられた等式は、h=5h=5 の場合にのみ成り立ちます。したがって、一般的には正しくありません。

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