問題は大きく分けて3つのセクションに分かれています。 * **セクション1:** 与えられた円の方程式から、円の中心の座標と半径を求める問題です。 * **セクション2:** 与えられた条件を満たす円の方程式を求める問題です。 * **セクション3:** 与えられた円と直線の位置関係を調べる問題です。

幾何学円の方程式座標半径中心接する位置関係
2025/4/19

1. 問題の内容

問題は大きく分けて3つのセクションに分かれています。
* **セクション1:** 与えられた円の方程式から、円の中心の座標と半径を求める問題です。
* **セクション2:** 与えられた条件を満たす円の方程式を求める問題です。
* **セクション3:** 与えられた円と直線の位置関係を調べる問題です。

2. 解き方の手順

(1) x2+y2+4x=0x^2 + y^2 + 4x = 0 の場合
円の方程式の一般形は (xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 = r^2 です。与えられた式をこの形に変形します。
x2+4x+y2=0x^2 + 4x + y^2 = 0
(x2+4x+4)+y2=4(x^2 + 4x + 4) + y^2 = 4
(x+2)2+(y0)2=22(x + 2)^2 + (y - 0)^2 = 2^2
したがって、中心は (2,0)(-2, 0)、半径は 22 です。
(2) x2+y24x+2y+4=0x^2 + y^2 - 4x + 2y + 4 = 0 の場合
同様に、与えられた式を変形します。
x24x+y2+2y=4x^2 - 4x + y^2 + 2y = -4
(x24x+4)+(y2+2y+1)=4+4+1(x^2 - 4x + 4) + (y^2 + 2y + 1) = -4 + 4 + 1
(x2)2+(y+1)2=12(x - 2)^2 + (y + 1)^2 = 1^2
したがって、中心は (2,1)(2, -1)、半径は 11 です。
(3) 中心 (2,3)(-2, 3), 半径 44 の場合
円の方程式は (xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 であり、中心 (a,b)(a, b)、半径 rr が与えられています。
(x(2))2+(y3)2=42(x - (-2))^2 + (y - 3)^2 = 4^2
(x+2)2+(y3)2=16(x + 2)^2 + (y - 3)^2 = 16
(4) 中心 (3,2)(-3, 2), 点 (1,1)(1, -1) を通る場合
円の方程式は (x+3)2+(y2)2=r2(x + 3)^2 + (y - 2)^2 = r^2 の形になります。 点 (1,1)(1, -1) を通るので、この座標を代入して r2r^2 を求めます。
(1+3)2+(12)2=r2(1 + 3)^2 + (-1 - 2)^2 = r^2
42+(3)2=r24^2 + (-3)^2 = r^2
16+9=r216 + 9 = r^2
r2=25r^2 = 25
したがって、円の方程式は (x+3)2+(y2)2=25(x + 3)^2 + (y - 2)^2 = 25 です。
(5) 中心 (1,2)(-1, -2), xx 軸に接する場合
中心から xx 軸までの距離が半径になります。中心の yy 座標の絶対値が半径に等しいので、r=2=2r = |-2| = 2 です。
したがって、円の方程式は (x+1)2+(y+2)2=4(x + 1)^2 + (y + 2)^2 = 4 です。
(6) (2,5),(0,1)(2, 5), (0, -1) を直径の両端に持つ場合
中心は2点の座標の中点なので、中心の座標は (2+02,5+(1)2)=(1,2)\left(\frac{2+0}{2}, \frac{5+(-1)}{2}\right) = (1, 2) です。
半径は中心と片方の点との距離なので、r=(21)2+(52)2=1+9=10r = \sqrt{(2-1)^2 + (5-2)^2} = \sqrt{1+9} = \sqrt{10} です。
円の方程式は (x1)2+(y2)2=10(x-1)^2 + (y-2)^2 = 10 です。
(7) (0, 4), (0, 0), (-1, 5) を通る場合
円の方程式を x2+y2+ax+by+c=0x^2 + y^2 + ax + by + c = 0 とおき、各点の座標を代入します。
(0, 4): 16+4b+c=016 + 4b + c = 0
(0, 0): c=0c = 0
(-1, 5): 1+25a+5b+c=01 + 25 - a + 5b + c = 0
c=0c=0 なので、16+4b=0    b=416 + 4b = 0 \implies b = -4
26a+5b=0    26a20=0    a=626 - a + 5b = 0 \implies 26 - a -20 = 0 \implies a = 6
円の方程式は x2+y2+6x4y=0x^2 + y^2 + 6x - 4y = 0 です。
(8) (2, 1) を通り、x軸およびy軸に接する場合
中心の座標は (r,r)(r, r) と表せるため、円の方程式は (xr)2+(yr)2=r2(x-r)^2 + (y-r)^2 = r^2 となる。点 (2,1)(2, 1) を代入すると、
(2r)2+(1r)2=r2(2-r)^2 + (1-r)^2 = r^2
44r+r2+12r+r2=r24 - 4r + r^2 + 1 - 2r + r^2 = r^2
r26r+5=0r^2 - 6r + 5 = 0
(r1)(r5)=0(r-1)(r-5) = 0
r=1,5r=1, 5
円の方程式は (x1)2+(y1)2=1(x-1)^2 + (y-1)^2 = 1 および (x5)2+(y5)2=25(x-5)^2 + (y-5)^2 = 25 です。
(9) x2+y2=5,x2y+3=0x^2 + y^2 = 5, x - 2y + 3 = 0 の場合
x=2y3x = 2y - 3x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 に代入します。
(2y3)2+y2=5(2y - 3)^2 + y^2 = 5
4y212y+9+y2=54y^2 - 12y + 9 + y^2 = 5
5y212y+4=05y^2 - 12y + 4 = 0
判別式 D=(12)2454=14480=64>0D = (-12)^2 - 4 \cdot 5 \cdot 4 = 144 - 80 = 64 > 0 より、2点で交わる。
(10) x2+6x+y2+2y+6=0,y=xx^2 + 6x + y^2 + 2y + 6 = 0, y = -x の場合
y=xy = -xx2+6x+y2+2y+6=0x^2 + 6x + y^2 + 2y + 6 = 0 に代入します。
x2+6x+(x)2+2(x)+6=0x^2 + 6x + (-x)^2 + 2(-x) + 6 = 0
x2+6x+x22x+6=0x^2 + 6x + x^2 - 2x + 6 = 0
2x2+4x+6=02x^2 + 4x + 6 = 0
x2+2x+3=0x^2 + 2x + 3 = 0
判別式 D=22413=412=8<0D = 2^2 - 4 \cdot 1 \cdot 3 = 4 - 12 = -8 < 0 より、交わらない。

3. 最終的な答え

(1) 中心: (2,0)(-2, 0), 半径: 22
(2) 中心: (2,1)(2, -1), 半径: 11
(3) (x+2)2+(y3)2=16(x + 2)^2 + (y - 3)^2 = 16
(4) (x+3)2+(y2)2=25(x + 3)^2 + (y - 2)^2 = 25
(5) (x+1)2+(y+2)2=4(x + 1)^2 + (y + 2)^2 = 4
(6) (x1)2+(y2)2=10(x-1)^2 + (y-2)^2 = 10
(7) x2+y2+6x4y=0x^2 + y^2 + 6x - 4y = 0
(8) (x1)2+(y1)2=1(x-1)^2 + (y-1)^2 = 1 および (x5)2+(y5)2=25(x-5)^2 + (y-5)^2 = 25
(9) 2点で交わる
(10) 交わらない

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