1. 問題の内容
2つの集合の関係を包含関係 () または等号 (=) を用いて表現する問題です。
2. 解き方の手順
(1) 集合A = {1, 2, 4, 8} と B = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8} の関係
集合Aのすべての要素が集合Bに含まれているかを確認します。
1, 2, 4, 8 はすべて集合Bに含まれているので、AはBの部分集合です。
しかし、Bの要素にはAに含まれていない要素 (3, 5, 6, 7) があるので、AとBは等しくありません。
したがって、A B。
(2) 集合C = {1, 2, 5, 10} と D = {x | x は 10 の正の約数} の関係
集合Dの要素を列挙します。10の正の約数は1, 2, 5, 10なので、D = {1, 2, 5, 10} です。
したがって、C = D。
(3) 集合P = {x | x は 12 以下の自然数} と Q = {x | x は 12 の正の約数} の関係
集合Pの要素を列挙します。P = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12} です。
集合Qの要素を列挙します。12の正の約数は1, 2, 3, 4, 6, 12なので、Q = {1, 2, 3, 4, 6, 12} です。
集合Qのすべての要素が集合Pに含まれているかを確認します。
1, 2, 3, 4, 6, 12 はすべて集合Pに含まれているので、QはPの部分集合です。
しかし、Pの要素にはQに含まれていない要素 (5, 7, 8, 9, 10, 11) があるので、PとQは等しくありません。
したがって、Q P。
3. 最終的な答え
(1) A B
(2) C = D
(3) Q P