四国の地図を、A, B, C, Dの4つの県に分け、赤、青、緑、黄の4色を使って塗り分ける問題です。 (21) Dを青で塗った場合、残りのA, B, Cの塗り方は何通りあるか。 (22) BとDのどちらか一方を青、もう一方を赤で塗った場合、残りのA, Cの塗り方は何通りあるか。 (23) 塗り方全体は何通りあるか。

離散数学場合の数組み合わせ塗り分け
2025/4/20

1. 問題の内容

四国の地図を、A, B, C, Dの4つの県に分け、赤、青、緑、黄の4色を使って塗り分ける問題です。
(21) Dを青で塗った場合、残りのA, B, Cの塗り方は何通りあるか。
(22) BとDのどちらか一方を青、もう一方を赤で塗った場合、残りのA, Cの塗り方は何通りあるか。
(23) 塗り方全体は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(21)
Dを青で塗ると、残りのA, B, Cは赤、緑、黄の3色で塗ることになります。
まずAの色を決めると、3通りの選択肢があります。
次にBの色を決めますが、Aで使った色とDで使った青は使えないので、2通りの選択肢があります。
最後にCの色を決めますが、AとBで使った色は使えないので、1通りの選択肢があります。
したがって、塗り方の総数は、3×2×1=63 \times 2 \times 1 = 6通りです。
(22)
BとDのどちらか一方を青、もう一方を赤で塗るので、2つのパターンがあります。
パターン1:Bを青、Dを赤で塗る場合。
このとき、AとCは緑と黄のどちらかで塗ることになります。
Aの色は2通り、Cの色は残りの1通りなので、2×1=22 \times 1 = 2通り。
パターン2:Bを赤、Dを青で塗る場合。
このときも、AとCは緑と黄のどちらかで塗ることになります。
Aの色は2通り、Cの色は残りの1通りなので、2×1=22 \times 1 = 2通り。
したがって、塗り方の総数は、2+2=42 + 2 = 4通りです。
(23)
A, B, C, Dを4色で塗ることを考えます。
まずAの色を決めると、4通りの選択肢があります。
次にBの色を決めますが、Aで使った色は使えないので、3通りの選択肢があります。
次にCの色を決めますが、AとBで使った色は使えないので、2通りの選択肢があります。
最後にDの色を決めますが、A, B, Cで使った色は使えないので、1通りの選択肢があります。
したがって、塗り方の総数は、4×3×2×1=244 \times 3 \times 2 \times 1 = 24通りです。

3. 最終的な答え

(21) 6通り
(22) 4通り
(23) 24通り

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