まず、f(x) を微分して、極値を求めます。 f′(x)=−x2+32(1−b)x=x(−x+32(1−b)) f′(x)=0 となるのは、x=0 または x=32(1−b) のときです。 0<b<1 より、0<1−b<1 なので、0<32(1−b)<32<1 となります。 したがって、区間 0≤x≤1 において、x=0 と x=32(1−b) で極値を持ちます。 x=0 のとき、f(0)=0 x=32(1−b) のとき、 \begin{align*} f\left( \frac{2(1-b)}{3} \right) &= -\frac{1}{3} \left( \frac{2(1-b)}{3} \right)^3 + \frac{1-b}{3} \left( \frac{2(1-b)}{3} \right)^2 \\ &= -\frac{1}{3} \cdot \frac{8(1-b)^3}{27} + \frac{1-b}{3} \cdot \frac{4(1-b)^2}{9} \\ &= -\frac{8(1-b)^3}{81} + \frac{4(1-b)^3}{27} \\ &= \frac{-8(1-b)^3 + 12(1-b)^3}{81} \\ &= \frac{4(1-b)^3}{81} \end{align*}
x=1 のとき、f(1)=−31+31−b=3−b 0<b<1 より、−31<f(1)<0 であり、0<814(1−b)3<814 となります。 f(0)=0, f(1)=−3b<0 なので、最小値はf(1)=−3b である可能性が高いです。 f(32(1−b))>0 なので、最大値はf(32(1−b))=814(1−b)3 である可能性が高いです。 f(1)=−3b を比較します。f(1)<f(0) であることは明らかです。 f′(x) の符号を調べると、0<x<32(1−b) で f′(x)>0、32(1−b)<x<1 で f′(x)<0 となるので、x=32(1−b) で極大となります。 よって、最大値は 814(1−b)3 であり、最小値は −3b となります。