$m, n$ を正の実数とする。座標平面上において、曲線 $y = |x^2 - x|$ を $C$ とし、直線 $y = mx + n$ を $\ell$ とする。$0 < x < 1$ の範囲で、直線 $\ell$ は曲線 $C$ と点 $P$ で接しているとする。 (1) 直線 $\ell$ の傾き $m$ を $n$ を用いて表せ。 (2) 点 $P$ の $x$ 座標を $n$ を用いて表せ。 (3) $x < 0$ の範囲における直線 $\ell$ と曲線 $C$ の交点を $Q$ とし、$x > 1$ の範囲における直線 $\ell$ と曲線 $C$ の交点を $R$ とする。$QP : PR = 1 : 3$ であるとき、$m$ の値を求めよ。
2025/4/20
1. 問題の内容
を正の実数とする。座標平面上において、曲線 を とし、直線 を とする。 の範囲で、直線 は曲線 と点 で接しているとする。
(1) 直線 の傾き を を用いて表せ。
(2) 点 の 座標を を用いて表せ。
(3) の範囲における直線 と曲線 の交点を とし、 の範囲における直線 と曲線 の交点を とする。 であるとき、 の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) の範囲では、 であるから、 となる。
点 の 座標を とすると、接線の方程式は
は と一致するので、
であるから、
(2)
(3) の範囲では、 であり、直線 の方程式は であるから、
解の公式より、
であるから、
よって、 の 座標は である。
の範囲では、 であり、直線 の方程式は であるから、
解の公式より、
であるから、
よって、 の 座標は である。
点 の 座標は である。
より、
なので、
より、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)