(1) 2点 $A(1, 3)$ と $B(6, 1)$ を結ぶ線分 $AB$ の垂直二等分線の方程式を求めます。 (2) 2直線 $2x + 3y + 2 = 0$ と $x + 2y + 3 = 0$ の交点を通り、傾きが2である直線の方程式を求めます。 (3) 3点 $(0, 0)$, $(3, 3)$, $(1, a)$ を頂点とする三角形の面積が9であるとき、$a$ の値を求めます。 (4) 4点 $A(a, b)$, $B(-1, 0)$, $C(2, 1)$, $D(0, 2)$ がある。 [1] 点 $D$ が三角形 $ABC$ の重心となるとき、$a$ と $b$ の値を求めます。 [2] 三角形 $ABC$ において $\angle B = 90^\circ$ で、点 $D$ が辺 $AC$ 上にあるとき、$a$ と $b$ の値を求めます。

幾何学線分垂直二等分線直線の方程式交点三角形の面積重心直角三角形
2025/4/20

1. 問題の内容

(1) 2点 A(1,3)A(1, 3)B(6,1)B(6, 1) を結ぶ線分 ABAB の垂直二等分線の方程式を求めます。
(2) 2直線 2x+3y+2=02x + 3y + 2 = 0x+2y+3=0x + 2y + 3 = 0 の交点を通り、傾きが2である直線の方程式を求めます。
(3) 3点 (0,0)(0, 0), (3,3)(3, 3), (1,a)(1, a) を頂点とする三角形の面積が9であるとき、aa の値を求めます。
(4) 4点 A(a,b)A(a, b), B(1,0)B(-1, 0), C(2,1)C(2, 1), D(0,2)D(0, 2) がある。
[1] 点 DD が三角形 ABCABC の重心となるとき、aabb の値を求めます。
[2] 三角形 ABCABC において B=90\angle B = 90^\circ で、点 DD が辺 ACAC 上にあるとき、aabb の値を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 線分 ABAB の中点を MM とすると、MM の座標は
M=(1+62,3+12)=(72,2)M = \left(\frac{1+6}{2}, \frac{3+1}{2}\right) = \left(\frac{7}{2}, 2\right)
線分 ABAB の傾きは 1361=25\frac{1-3}{6-1} = \frac{-2}{5} であるから、垂直二等分線の傾きは 52\frac{5}{2} である。
したがって、垂直二等分線の方程式は
y2=52(x72)y - 2 = \frac{5}{2} \left(x - \frac{7}{2}\right)
y=52x354+2=52x274y = \frac{5}{2}x - \frac{35}{4} + 2 = \frac{5}{2}x - \frac{27}{4}
4y=10x274y = 10x - 27
10x4y27=010x - 4y - 27 = 0
(2) 連立方程式
2x+3y+2=02x + 3y + 2 = 0
x+2y+3=0x + 2y + 3 = 0
を解く。下の式を2倍すると 2x+4y+6=02x + 4y + 6 = 0 となり、上の式を引くと y+4=0y + 4 = 0, つまり y=4y = -4 である。
x+2(4)+3=0x + 2(-4) + 3 = 0 より x=5x = 5 となる。
したがって、交点の座標は (5,4)(5, -4) である。
傾きが2で、点 (5,4)(5, -4) を通る直線の方程式は
y(4)=2(x5)y - (-4) = 2(x - 5)
y+4=2x10y + 4 = 2x - 10
y=2x14y = 2x - 14
2xy14=02x - y - 14 = 0
(3) 3点 (0,0),(3,3),(1,a)(0, 0), (3, 3), (1, a) を頂点とする三角形の面積は
123a3=9\frac{1}{2} |3a - 3| = 9
3a3=18|3a - 3| = 18
3a3=183a - 3 = 18 または 3a3=183a - 3 = -18
3a=213a = 21 または 3a=153a = -15
a=7a = 7 または a=5a = -5
(4) [1] 点 D(0,2)D(0, 2) が三角形 ABCABC の重心であるとき、
a+(1)+23=0\frac{a + (-1) + 2}{3} = 0 かつ b+0+13=2\frac{b + 0 + 1}{3} = 2
a+1=0a + 1 = 0 かつ b+1=6b + 1 = 6
a=1a = -1 かつ b=5b = 5
[2] B=90\angle B = 90^\circ であるから、ABBCAB \perp BC
ABAB の傾きは b0a(1)=ba+1\frac{b - 0}{a - (-1)} = \frac{b}{a+1}
BCBC の傾きは 102(1)=13\frac{1 - 0}{2 - (-1)} = \frac{1}{3}
ba+113=1\frac{b}{a+1} \cdot \frac{1}{3} = -1
b=3(a+1)=3a3b = -3(a+1) = -3a - 3
D(0,2)D(0, 2) が辺 ACAC 上にあるから、直線 ACAC の方程式を求める。
ACAC の傾きは 1b2a\frac{1 - b}{2 - a}
ACAC の方程式は yb=1b2a(xa)y - b = \frac{1 - b}{2 - a}(x - a)
D(0,2)D(0, 2) を通るから
2b=1b2a(a)2 - b = \frac{1 - b}{2 - a}(-a)
(2b)(2a)=a(1b)(2 - b)(2 - a) = -a(1 - b)
42a2b+ab=a+ab4 - 2a - 2b + ab = -a + ab
4a2b=04 - a - 2b = 0
a=42ba = 4 - 2b
b=3a3=3(42b)3=12+6b3=6b15b = -3a - 3 = -3(4 - 2b) - 3 = -12 + 6b - 3 = 6b - 15
5b=155b = 15
b=3b = 3
a=42(3)=2a = 4 - 2(3) = -2

3. 最終的な答え

(1) 10x4y27=010x - 4y - 27 = 0
(2) 2xy14=02x - y - 14 = 0
(3) a=7a = 7 または a=5a = -5
(4) [1] a=1a = -1, b=5b = 5
[2] a=2a = -2, b=3b = 3

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