複素数 $w$ が $w = iz + 2$ で与えられ、$z$ が原点を中心とする半径1の円上を動くとき、$w$ がどのような図形を描くか求めよ。

代数学複素数複素数平面絶対値変換
2025/3/16

1. 問題の内容

複素数 www=iz+2w = iz + 2 で与えられ、zz が原点を中心とする半径1の円上を動くとき、ww がどのような図形を描くか求めよ。

2. 解き方の手順

zz は原点を中心とする半径1の円上を動くので、zz は絶対値が1の複素数である。したがって、zzz=eiθz = e^{i\theta} (ただし、θ\theta は実数) と表すことができる。または、z=1|z| = 1と表せる。
w=iz+2w = iz + 2 より、z=w2iz = \frac{w-2}{i} となる。
ここで、zz が原点を中心とする半径1の円上を動くという条件は、z=1|z| = 1 で表される。したがって、
w2i=1 \left|\frac{w-2}{i}\right| = 1
w2=i |w - 2| = |i|
i=1|i|=1なので、
w2=1 |w - 2| = 1
これは、複素数平面上で、ww が 2 を中心とする半径 1 の円を描くことを意味する。

3. 最終的な答え

ww は点 2 を中心とする半径 1 の円を描く。