問題は、関数 $y = \frac{1}{4}x^2$ のグラフと2つの直線 $l$(式は $y = \frac{1}{2}x + 2$)と $m$(式は $y = -5$)がある図に関する問題です。グラフと直線 $l$ は点A, Bで交わり、点Aの座標は (4, 4) で、点Bの $x$ 座標は -8です。グラフと直線 $m$ との交点をCとし、直線 $l$ 上に $y$ 座標が2である点Dを取ります。この時、 (1) $a$ の値を求める。 (2) 2点A, Dを通る直線の式を求める。 (3) 四角形ABCDの面積を求める。

代数学二次関数グラフ連立方程式図形面積台形
2025/7/12

1. 問題の内容

問題は、関数 y=14x2y = \frac{1}{4}x^2 のグラフと2つの直線 ll(式は y=12x+2y = \frac{1}{2}x + 2)と mm(式は y=5y = -5)がある図に関する問題です。グラフと直線 ll は点A, Bで交わり、点Aの座標は (4, 4) で、点Bの xx 座標は -8です。グラフと直線 mm との交点をCとし、直線 ll 上に yy 座標が2である点Dを取ります。この時、
(1) aa の値を求める。
(2) 2点A, Dを通る直線の式を求める。
(3) 四角形ABCDの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) y=1ax2y = \frac{1}{a}x^2 のグラフが点A(4, 4)を通るので、
4=1a(42)4 = \frac{1}{a} (4^2)
4=16a4 = \frac{16}{a}
4a=164a = 16
a=4a = 4
(2) 点Dは直線 y=12x+2y = \frac{1}{2}x + 2 上にあり、yy 座標が2なので、
2=12x+22 = \frac{1}{2}x + 2
12x=0\frac{1}{2}x = 0
x=0x = 0
したがって、D(0, 2)
A(4, 4)とD(0, 2)を通る直線の式を y=mx+by = mx + b とおくと、
4=4m+b4 = 4m + b
2=0m+b2 = 0m + b
したがって、b=2b = 2
4=4m+24 = 4m + 2
2=4m2 = 4m
m=12m = \frac{1}{2}
よって、2点A, Dを通る直線の式は y=12x+2y = \frac{1}{2}x + 2
(3) 点Bの座標は、Bのx座標は -8で、y=14x2y = \frac{1}{4}x^2上にあるので、y=14(8)2=644=16y = \frac{1}{4}(-8)^2 = \frac{64}{4} = 16 よってB(-8, 16)。
点Cは、y=14x2y = \frac{1}{4}x^2y=5y = -5の交点なので、
5=14x2-5 = \frac{1}{4}x^2
x2=20x^2 = -20
これは実数解を持たないので、図からy=5y=-5の直線は、放物線y=14x2y = \frac{1}{4}x^2と交わらない。
問題文の指示通り、y=14x2y=\frac{1}{4}x^2y=5y=-5との交点をCとすると、x=±20x= \pm \sqrt{-20}となり、Cは複素数座標となるので四角形ABCDは構成できない。
図中のCの座標は、直線mmy=5y=-5)ではなく、直線lly=12x+2y=\frac{1}{2}x+2)と放物線y=14x2y = \frac{1}{4}x^2の交点BBと直線mmy=5y=-5)の間違いであると推測されるので、Cの座標を直線mmと放物線との交点(x=20x=- \sqrt{-20}, y=5y=-5)とするのではなく、
線分ADADy=5y=-5の交点とみなす。
線分ADの式はy=12x+2y = \frac{1}{2}x+2なので、y=5y=-5を代入して、
5=12x+2-5 = \frac{1}{2}x+2
7=12x-7 = \frac{1}{2}x
x=14x = -14
よって、C(14,5)C(-14, -5)
四角形ABCDは台形である。
上底はADと平行でBを通る直線と直線mmの距離であるので、平行線の距離。
ADの式は、y=12x+2y = \frac{1}{2}x+2
平行線は、y=12x+by = \frac{1}{2}x+bで、B(-8, 16)を通るので、
16=12(8)+b16 = \frac{1}{2}(-8)+b
16=4+b16 = -4 +b
b=20b = 20
平行線は、y=12x+20y = \frac{1}{2}x+20
y=5y = -5との交点は、(50,5)(-50, -5)
y=12x+2y = \frac{1}{2}x+2のx切片は、x=4x = -4、点Dからx軸に垂線を下ろすと(-4, 0)
ADの長さは、(40)2+(42)2=16+4=20=25\sqrt{(4-0)^2 + (4-2)^2} = \sqrt{16+4} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
BCの長さは、(8(14))2+(16(5))2=(6)2+(21)2=36+441=477\sqrt{(-8-(-14))^2 + (16-(-5))^2} = \sqrt{(6)^2 + (21)^2} = \sqrt{36+441} = \sqrt{477}
高さは4(5)=94-(-5)=9
四角形ABCDの面積は、
12(AD+BC)h=12(25+477)(9)\frac{1}{2}(AD+BC)h = \frac{1}{2} (2\sqrt{5} + \sqrt{477}) (9)
ただし、これはCC座標をADADy=5y=-5の交点とした場合なので、注意。

3. 最終的な答え

(1) a=4a = 4
(2) y=12x+2y = \frac{1}{2}x + 2
(3) 面積: 92(25+477)\frac{9}{2}(2\sqrt{5} + \sqrt{477}) (ただし、Cは線分ADと直線y=-5の交点とした場合)

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