1. 問題の内容
複数の二次不等式を解く問題です。それぞれについて、まず対応する二次方程式を解き、それから不等式の解を求めます。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 を解きます。これは と因数分解できるので、 となります。不等式 は、 と書けます。これは 以外のすべての実数で成立します。
(2)
まず、 を解きます。これは と因数分解できるので、 となります。不等式 は、 と書けます。これはすべての実数 で成立します。
(3)
まず、 を解きます。これは と因数分解できるので、 となります。不等式 は、 と書けます。 は常に0以上なので、この不等式を満たすのは の場合のみです。したがって、 のみが解となります。
(4)
まず、 を解きます。これは と因数分解できるので、 となります。不等式 は、 と書けます。しかし、 は常に0以上なので、この不等式を満たす実数 は存在しません。
(5)
まず、 を解きます。解の公式を用いると、
判別式が負なので、実数解は存在しません。 は下に凸な放物線であり、x軸と交わらないので、常に です。したがって、すべての実数 が解となります。
(6)
まず、 を解きます。解の公式を用いると、
判別式が負なので、実数解は存在しません。 は下に凸な放物線であり、x軸と交わらないので、常に です。したがって、 を満たす実数 は存在しません。
3. 最終的な答え
以下のように埋めます。
(1) (x + 4)^2 = 0, x = -4, x ≠ -4
(2) (x - 3)^2 = 0, x = 3, すべての実数
(3) (x + 5)^2 = 0, x = -5, x = -5
(4) (x - 8)^2 = 0, x = 8, 解なし
(5) , すべての実数
(6) , 解なし