(1) 1から5までの数字が書かれた5個の玉を、空の箱がないようにA, Bの2つの箱に入れる方法は何通りあるか。 (2) 1から5までの数字が書かれた5個の玉を、空の箱がないようにA, B, Cの3つの箱に入れるとき、1の番号が書かれた玉をAに入れる方法は何通りあるか。
2025/4/21
1. 問題の内容
(1) 1から5までの数字が書かれた5個の玉を、空の箱がないようにA, Bの2つの箱に入れる方法は何通りあるか。
(2) 1から5までの数字が書かれた5個の玉を、空の箱がないようにA, B, Cの3つの箱に入れるとき、1の番号が書かれた玉をAに入れる方法は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1)
まず、5個の玉を区別すると、各玉についてAまたはBのどちらかの箱に入れることができるので、 通りの入れ方があります。しかし、この中にはAまたはBの箱が空になる場合が含まれています。Aが空になるのはBに全部入れる1通り、Bが空になるのはAに全部入れる1通りです。したがって、空の箱がないように入れる方法は、 通りです。
(2)
1の玉はAに入れることが決定しています。残りの2, 3, 4, 5の4個の玉をA, B, Cの3つの箱に入れる方法を考えます。
各玉について、A, B, Cのいずれかの箱に入れることができるので、通りの入れ方があります。
この中には空の箱がある場合が含まれています。
- 1つの箱が空の場合:
- Aが空になることはないので、BまたはCのどちらかが空になる場合を考えます。
- Bが空になる場合、 通り
- Cが空になる場合、 通り
- ただし、両方が空になる場合 (つまりA以外の箱が空になる場合) はありません。
- 2つの箱が空の場合:
- A以外の箱が空になることはありません。
Bが空、Cが空のパターンがあるので、2つの箱が空になることはないです。したがって、3つの箱が全て埋まるパターン数は以下のように求められます。
(Bが空のとき) - (Cが空のとき) +(BもCも空のとき)
空の箱がないようにするためには、全ての場合から1つ以上の箱が空になる場合を引きます。
BまたはCの少なくとも一方が空になるのは、Bが空になる場合とCが空になる場合を足し、BもCも空になる場合(つまり、全ての玉がAに入る場合)を引きます。
BもCも空になる場合は、2, 3, 4, 5の玉が全てAに入る1通りだけです。
よって、空の箱があるのは 通りです。
したがって、空の箱がないように入れる方法は 通りです。
3. 最終的な答え
(1) 30通り
(2) 50通り