ブール代数の基本法則(分配法則、吸収法則、ド・モルガンの法則など)を適用して、左辺を変形し右辺と一致することを示すか、またはその逆を行います。
(1) AB+B=A+B AB+B=AB+B(A+A)=AB+BA+BA=AB+AB+AB=A(B+B)+AB=A+AB 一方、右辺はA+B=A(B+B)+B(A+A)=AB+AB+BAとなります。 しかし、これは問題文が間違っていると思われます。正しくはAB+A=A+Aであれば、これは明らかです。もし問題がAB+B=A+Bであれば成り立ちません。 (2) (A+B)(A+B)=B 左辺を展開します。
(A+B)(A+B)=AA+AB+BA+BB=0+AB+BA+B=B(A+A+1)=B(1+1)=B したがって、左辺はBに等しくなります。よって、(A+B)(A+B)=B (3) A+BC=(A+B)(A+C) 右辺を展開します。
(A+B)(A+C)=AA+AC+BA+BC=A+AC+AB+BC=A(1+C+B)+BC=A+BC したがって、右辺はA+BCに等しくなります。 (4) AB+ABC=AB+BC 左辺を変形します。
AB+ABC=AB(1)+ABC=AB(1+C)+ABC=AB+ABC+ABC=AB+BC(A+A)=AB+BC(1)=AB+BC したがって、左辺はAB+BCに等しくなります。 (5) (A+B+C)(A+B)=B+CA 左辺を展開します。
(A+B+C)(A+B)=AA+AB+BA+BB+CA+CB=0+AB+BA+B+CA+CB=B(A+A+1)+CA+CB=B+CA+CB=B+AC+BC=B+C(A+B) したがって、左辺はB+ACに等しくなります。