面積が毎秒 $4 \text{cm}^2$ の割合で増加している円があります。円の半径が $6 \text{cm}$ になったときの半径の増加速度を求める問題です。

解析学微分面積増加率関連変化率
2025/4/21

1. 問題の内容

面積が毎秒 4cm24 \text{cm}^2 の割合で増加している円があります。円の半径が 6cm6 \text{cm} になったときの半径の増加速度を求める問題です。

2. 解き方の手順

円の面積を AA、半径を rr とすると、円の面積の公式は
A=πr2A = \pi r^2
です。
面積が時間 tt に関して変化しているので、AArrtt の関数と考えることができます。両辺を tt で微分すると、
dAdt=ddt(πr2)\frac{dA}{dt} = \frac{d}{dt} (\pi r^2)
dAdt=πddt(r2)\frac{dA}{dt} = \pi \frac{d}{dt} (r^2)
dAdt=π(2r)drdt\frac{dA}{dt} = \pi (2r) \frac{dr}{dt}
dAdt=2πrdrdt\frac{dA}{dt} = 2 \pi r \frac{dr}{dt}
となります。
問題文より、dAdt=4cm2/s\frac{dA}{dt} = 4 \text{cm}^2/\text{s} であり、r=6cmr = 6 \text{cm} のときの drdt\frac{dr}{dt} を求めたいので、上記の式にこれらの値を代入します。
4=2π(6)drdt4 = 2 \pi (6) \frac{dr}{dt}
4=12πdrdt4 = 12 \pi \frac{dr}{dt}
drdt=412π=13π\frac{dr}{dt} = \frac{4}{12 \pi} = \frac{1}{3 \pi}

3. 最終的な答え

半径の増加速度は 13πcm/s\frac{1}{3 \pi} \text{cm/s} です。

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