1枚の硬貨を繰り返し投げ、表が2回出たら賞品がもらえるゲームがある。ただし、投げられる回数は6回までとし、2回目の表が出たらそれ以降は投げない。1回目に裏が出たとき、賞品がもらえるための表裏の出方の順は何通りあるか。
2025/4/22
1. 問題の内容
1枚の硬貨を繰り返し投げ、表が2回出たら賞品がもらえるゲームがある。ただし、投げられる回数は6回までとし、2回目の表が出たらそれ以降は投げない。1回目に裏が出たとき、賞品がもらえるための表裏の出方の順は何通りあるか。
2. 解き方の手順
* 1回目は必ず裏が出る。賞品をもらうには、その後、表が2回出る必要がある。
* 2回目以降の試行回数を考える。2回目に表が出ると、残り1回の表を出すまでの試行回数は最大で5回。
場合分けを行う。
(1) 2回目に表が出た場合:
この場合、2回目の表は3回目から6回目のいずれかで出る。
* 2回目が表、残りの1回の表が3回目に出る場合:「裏表表」
* 2回目が表、残りの1回の表が4回目に出る場合:「裏表裏表」
* 2回目が表、残りの1回の表が5回目に出る場合:「裏表裏裏表」
* 2回目が表、残りの1回の表が6回目に出る場合:「裏表裏裏裏表」
合計4通り
(2) 2回目に裏が出た場合:
この場合、残りの試行回数で表が2回出る必要がある。
* 「裏裏表表」:残りの2回が表
* 「裏裏表裏表」
* 「裏裏裏表表」
したがって
* 3,4回目が表:「裏裏表表」
* 3回目が表、4回目が裏、5回目が表:「裏裏表裏表」
* 3回目が表、4,5回目が裏、6回目が表:「裏裏表裏裏表」
* 3回目が裏、4,5回目が表:「裏裏裏表表」
* 3,4回目が裏、5,6回目が表:「裏裏裏裏表表」
3,4回目が表の場合、1通り。
3回目が表の場合、「裏裏表XX」、 Xが裏と表の場合を考えるので
「裏裏表裏表」、
「裏裏表裏裏」の場合、表が2回ではないので除外
3回目が裏の場合、「裏裏裏XX」
5回の試行の場合
「裏裏裏表裏」と「裏裏裏裏表」、表が2回ではないので除外
「裏裏裏表表」、1通り
6回の試行の場合
「裏裏裏裏表表」、1通り
* 「裏裏」の後、表が2回出る順序。表は最大4回まで。
を裏,を表とすると
よって6通り
(1)と(2)を足すと、4 + 6 = 10
3. 最終的な答え
10通り