円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=5, BC=3, CD=3, DA=2である。$cos(180^\circ - \theta) = -cos\theta$ を利用して、角Bを求めよ。

幾何学四角形余弦定理角度
2025/4/23

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=5, BC=3, CD=3, DA=2である。cos(180θ)=cosθcos(180^\circ - \theta) = -cos\theta を利用して、角Bを求めよ。

2. 解き方の手順

円に内接する四角形の性質より、対角の和は180度である。すなわち、B+D=180B + D = 180^\circである。
したがって、D=180BD = 180^\circ - B となる。
余弦定理を用いて、三角形ABCと三角形ADCにおいて、ACの長さをそれぞれ角Bと角Dを用いて表す。
三角形ABCにおいて、
AC2=AB2+BC22ABBCcosB=52+32253cosB=3430cosBAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2AB \cdot BC \cdot cosB = 5^2 + 3^2 - 2 \cdot 5 \cdot 3 \cdot cosB = 34 - 30cosB
三角形ADCにおいて、
AC2=AD2+DC22ADDCcosD=22+32223cos(180B)=1312cos(180B)=13+12cosBAC^2 = AD^2 + DC^2 - 2AD \cdot DC \cdot cosD = 2^2 + 3^2 - 2 \cdot 2 \cdot 3 \cdot cos(180^\circ - B) = 13 - 12cos(180^\circ - B) = 13 + 12cosB
よって、
3430cosB=13+12cosB34 - 30cosB = 13 + 12cosB
21=42cosB21 = 42cosB
cosB=2142=12cosB = \frac{21}{42} = \frac{1}{2}
したがって、B=60B = 60^\circ

3. 最終的な答え

B=60B = 60^\circ

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