円に内接する四角形の性質より、対角の和は180度である。すなわち、B+D=180∘である。 したがって、D=180∘−B となる。 余弦定理を用いて、三角形ABCと三角形ADCにおいて、ACの長さをそれぞれ角Bと角Dを用いて表す。
三角形ABCにおいて、
AC2=AB2+BC2−2AB⋅BC⋅cosB=52+32−2⋅5⋅3⋅cosB=34−30cosB 三角形ADCにおいて、
AC2=AD2+DC2−2AD⋅DC⋅cosD=22+32−2⋅2⋅3⋅cos(180∘−B)=13−12cos(180∘−B)=13+12cosB よって、
34−30cosB=13+12cosB 21=42cosB cosB=4221=21 したがって、B=60∘