半径6cmの球を、中心を通る平面で4等分した立体の体積と表面積を求める問題です。

幾何学体積表面積立体π
2025/4/23

1. 問題の内容

半径6cmの球を、中心を通る平面で4等分した立体の体積と表面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 体積の計算
球の体積の公式は V=43πr3V = \frac{4}{3}\pi r^3 です。
この立体は球の 14\frac{1}{4} であるため、体積は
V=14×43πr3=13πr3V = \frac{1}{4} \times \frac{4}{3} \pi r^3 = \frac{1}{3} \pi r^3
r=6r = 6 を代入して
V=13π(6)3=13π(216)=72πV = \frac{1}{3} \pi (6)^3 = \frac{1}{3} \pi (216) = 72\pi cm3^3
(2) 表面積の計算
表面積は、球の表面の 14\frac{1}{4} と、切り口である扇形2つ分の面積を足し合わせたものです。
球の表面積の公式は A=4πr2A = 4\pi r^2 です。
球の表面の 14\frac{1}{4} の面積は
14×4πr2=πr2\frac{1}{4} \times 4\pi r^2 = \pi r^2
r=6r=6を代入すると
π(6)2=36π\pi (6)^2 = 36\pi cm2^2
切り口の扇形は半径6cmの円の半分の面積に相当するので、その面積は
12πr2=12π(6)2=12π(36)=18π\frac{1}{2} \pi r^2 = \frac{1}{2} \pi (6)^2 = \frac{1}{2} \pi (36) = 18\pi cm2^2
切り口の扇形は2つあるため、合計で2×18π=36π2 \times 18\pi = 36\pi cm2^2
したがって、立体の表面積は
36π+36π=72π36\pi + 36\pi = 72\pi cm2^2

3. 最終的な答え

体積: 72π72\pi cm3^3
表面積: 72π72\pi cm2^2

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