3点 $A(2, 0, 0)$, $B(0, 4, 0)$, $C(0, 0, 3)$ を通る平面上に点 $P(1, y, -3)$ があるとき、$y$ の値を求める。

幾何学ベクトル空間ベクトル平面の方程式
2025/4/24

1. 問題の内容

3点 A(2,0,0)A(2, 0, 0), B(0,4,0)B(0, 4, 0), C(0,0,3)C(0, 0, 3) を通る平面上に点 P(1,y,3)P(1, y, -3) があるとき、yy の値を求める。

2. 解き方の手順

平面 ABCABC 上の任意の点 PP は、実数 s,ts, t を用いて、
AP=sAB+tAC\vec{AP} = s\vec{AB} + t\vec{AC} と表すことができる。
AP=(12,y0,30)=(1,y,3)\vec{AP} = (1-2, y-0, -3-0) = (-1, y, -3)
AB=(02,40,00)=(2,4,0)\vec{AB} = (0-2, 4-0, 0-0) = (-2, 4, 0)
AC=(02,00,30)=(2,0,3)\vec{AC} = (0-2, 0-0, 3-0) = (-2, 0, 3)
よって、
(1,y,3)=s(2,4,0)+t(2,0,3)=(2s2t,4s,3t)(-1, y, -3) = s(-2, 4, 0) + t(-2, 0, 3) = (-2s - 2t, 4s, 3t)
成分ごとに比較すると、以下の連立方程式を得る。
\begin{align*}
-1 &= -2s - 2t \\
y &= 4s \\
-3 &= 3t
\end{align*}
第3式より t=1t = -1
第1式に代入して 1=2s2(1)-1 = -2s - 2(-1)、つまり 1=2s+2-1 = -2s + 2
したがって 2s=32s = 3 より s=32s = \frac{3}{2}
第2式に s=32s = \frac{3}{2} を代入して y=4×32=6y = 4 \times \frac{3}{2} = 6

3. 最終的な答え

y=6y = 6

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、A(4, 0), B(1, 6), C(5, 3)である。三角形ABCと三角形PBCの面積が等しくなるような点Pをy軸上にとるとき、以下の問いに答えよ。 (1) 直線BCの式を求...

座標平面三角形の面積直線の式連立方程式
2025/4/24

座標平面上に2本の直線 $l: y = \frac{1}{2}x$ と $m: y = -\frac{1}{3}x + 5$ がある。これらの交点をAとする。直線 $m$ 上にx座標が3である点Bをと...

座標平面直線三角形面積交点
2025/4/24

半径が5cmの円の中に正方形が描かれています。この正方形の面積を求める問題です。

正方形面積対角線
2025/4/24

半径5cmの円の中に正方形が描かれています。この正方形の面積を求める問題です。

正方形面積三平方の定理
2025/4/24

四角形ABCDにおいて、辺ABと辺BCが重なるように折ったときの折り目の線と辺ADとの交点Pを作図する問題です。つまり、角Bの二等分線と辺ADとの交点Pを作図する問題です。

作図角の二等分線四角形
2025/4/24

$\alpha = \frac{\pi}{3}$、$\beta = \frac{\pi}{4}$のとき、$\sin(\alpha + \beta)$と$\cos(\alpha + \beta)$の値を...

三角関数加法定理三角比
2025/4/24

ベクトル $A = (\cos\theta, \sin\theta, 0)$ とベクトル $B = (-\sin\theta, \cos\theta, 0)$ が与えられたとき、これらのベクトルの外積...

ベクトル外積三角関数
2025/4/24

点A(1,2)を通り、直線$2x+5y-1=0$に平行な直線と垂直な直線のそれぞれの方程式を求める問題です。

直線方程式平行垂直傾き
2025/4/24

円 $(x-2)^2 + y^2 = 1$ と直線 $y = mx$ が異なる2点P, Qで交わるとき、以下の問いに答える。 (1) $m$ の値の範囲を求めよ。 (2) 線分PQの中点Mが描く軌跡を...

直線軌跡交点不等式
2025/4/24

(1) 緯度差1度の距離は、赤道付近と極付近でどちらが大きいか。 (2) 千葉市から北に緯度差6.0度離れた函館は、ほぼ同じ経度上で約670km離れている。地球の形を球と考えたとき、その球の直径は何k...

地球緯度距離円周直径算数
2025/4/24