全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$ と、その部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4\}$ および $B = \{2, 4, 6\}$ が与えられています。このとき、以下の集合の要素の個数を求めます。 (1) $n(U)$ (2) $n(\overline{B})$ (3) $n(A \cap B)$ (4) $n(A \cup B)$ (5) $n(A \cap \overline{B})$

離散数学集合集合の要素数共通部分和集合補集合
2025/4/24

1. 問題の内容

全体集合 U={1,2,3,4,5,6}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\} と、その部分集合 A={1,2,3,4}A = \{1, 2, 3, 4\} および B={2,4,6}B = \{2, 4, 6\} が与えられています。このとき、以下の集合の要素の個数を求めます。
(1) n(U)n(U)
(2) n(B)n(\overline{B})
(3) n(AB)n(A \cap B)
(4) n(AB)n(A \cup B)
(5) n(AB)n(A \cap \overline{B})

2. 解き方の手順

(1) n(U)n(U): 集合 UU の要素の個数です。U={1,2,3,4,5,6}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\} なので、n(U)=6n(U) = 6 です。
(2) n(B)n(\overline{B}): 集合 BB の補集合 B\overline{B} の要素の個数です。B\overline{B}UU の中で BB に含まれない要素の集合なので、B=UB={1,3,5}\overline{B} = U - B = \{1, 3, 5\} となります。したがって、n(B)=3n(\overline{B}) = 3 です。
(3) n(AB)n(A \cap B): 集合 AA と集合 BB の共通部分 ABA \cap B の要素の個数です。AB={2,4}A \cap B = \{2, 4\} なので、n(AB)=2n(A \cap B) = 2 です。
(4) n(AB)n(A \cup B): 集合 AA と集合 BB の和集合 ABA \cup B の要素の個数です。AB={1,2,3,4,6}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 6\} なので、n(AB)=5n(A \cup B) = 5 です。
(5) n(AB)n(A \cap \overline{B}): 集合 AA と集合 BB の補集合 B\overline{B} の共通部分 ABA \cap \overline{B} の要素の個数です。B={1,3,5}\overline{B} = \{1, 3, 5\} であり、A={1,2,3,4}A = \{1, 2, 3, 4\} なので、AB={1,3}A \cap \overline{B} = \{1, 3\} となります。したがって、n(AB)=2n(A \cap \overline{B}) = 2 です。

3. 最終的な答え

(1) n(U)=6n(U) = 6
(2) n(B)=3n(\overline{B}) = 3
(3) n(AB)=2n(A \cap B) = 2
(4) n(AB)=5n(A \cup B) = 5
(5) n(AB)=2n(A \cap \overline{B}) = 2

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