全体集合 $U$ を1桁の自然数全体の集合とし、$A = \{4, 5, 8, 9\}$、$B = \{1, 2, 3, 4, 8\}$とするとき、以下の問いに答える。 (1) $A$の部分集合のうち、要素の個数が2個であるものをすべて求める。 (2) 次の集合を要素を書き並べる方法で表す。① $A \cup B$ ② $A \cap B$
2025/4/24
## 問題1
1. 問題の内容
全体集合 を1桁の自然数全体の集合とし、、とするとき、以下の問いに答える。
(1) の部分集合のうち、要素の個数が2個であるものをすべて求める。
(2) 次の集合を要素を書き並べる方法で表す。① ②
2. 解き方の手順
(1) の部分集合で要素が2個のものは、Aの要素から2個を選んで作る組み合わせをすべて列挙する。
(2)
① は、 と の要素をすべて含んだ集合である。同じ要素は一度だけ書く。
② は、 と の両方に含まれる要素の集合である。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
①
②
## 問題2
1. 問題の内容
ある学年で通学方法の調査をしたところ、学年全体の人数500人のうち、バスを利用している人が238人、電車を利用している人が210人、バスと電車の両方を利用している人が76人であった。この学年全体で、バスも電車も利用していない人は何人か。
2. 解き方の手順
ベン図を使って考える。
バスを利用している人を 、電車を利用している人を とする。
(全体)
(バス)
(電車)
(バスと電車)
(バスまたは電車を利用する人数)
バスも電車も利用していない人は で計算できる。
3. 最終的な答え
人
## 問題3
1. 問題の内容
4500世帯が住んでいるP地区で、4人以上の家族がいる世帯は2750世帯ある。また、4人以上の家族がいる世帯で自動車を所有している世帯は2125世帯ある。P地区で自動車を所有している世帯は3625世帯ある。
(1) P地区で3人以下の家族の世帯は何世帯か。
(2) P地区で自動車を所有していない世帯は何世帯か。
(3) 3人以下の家族の世帯で自動車を所有していない世帯は何世帯か。
2. 解き方の手順
(1) 全世帯数から4人以上の家族がいる世帯数を引けばよい。
(2) 全世帯数から自動車を所有している世帯数を引けばよい。
(3) ベン図で考える。
4人以上の家族がいる世帯をA、自動車を所有している世帯をBとする。
(1)よりの要素数は (3人以下の家族の世帯)
(2)よりの要素数は (自動車を所有していない世帯)
3. 最終的な答え
(1) 1750世帯
(2) 875世帯
(3) 250世帯
## 問題4
1. 問題の内容
3桁の自然数のうち、6では割り切れるが9では割り切れない数の個数を求めよ。
2. 解き方の手順
3桁の自然数で6で割り切れる数の個数を求める。
3桁の自然数で6と9両方で割り切れる数(18で割り切れる数)の個数を求める。
6で割り切れる数の個数から18で割り切れる数の個数を引けばよい。
3桁の最小の数は100、最大の数は999。
6で割り切れる最小の数は102、最大の数は996。
6で割り切れる数は、 から まで。
6で割り切れる数の個数は 個。
18で割り切れる最小の数は108、最大の数は990。
18で割り切れる数は、 から まで。
18で割り切れる数の個数は 個。
求める個数は 個
3. 最終的な答え
100個
## 問題5
1. 問題の内容
とし、、とするとき、を、要素を書き並べる方法で表せ。
2. 解き方の手順
は1から36までの自然数全体の集合。
は の要素を2倍した集合なので、。ただし、 なので、。
は が自然数となる の集合。つまり、 は72の約数。
は、 と の両方に含まれる要素の集合。
つまり、72の約数のうち偶数であるものを探す。
72の約数は 1, 2, 3, 4, 6, 8, 9, 12, 18, 24, 36, 72
このうち偶数は 2, 4, 6, 8, 12, 18, 24, 36, 72
したがって、
3. 最終的な答え
## 問題6
1. 問題の内容
300人の生徒を対象に好きなスポーツのアンケート調査を行った。結果はサッカー172人、テニス128人、野球145人、サッカーとテニス67人、テニスと野球60人、サッカーと野球55人、3つとも好きでない人は12人であった。サッカーとテニスは好きだが野球は好きではない人の人数を求めよ。
2. 解き方の手順
ベン図を使って考える。
サッカーをS, テニスをT, 野球をBとする。
3つとも好きでない人は12人なので、
求める人数は、サッカーとテニスが好きで、野球が好きでない人なので、
3. 最終的な答え
42人
## 問題7
1. 問題の内容
100以下の自然数のうち、2でも3でも5でも割り切れない数は何個あるか。
2. 解き方の手順
包除原理を使って考える。
全体集合
2で割り切れる集合をA, 3で割り切れる集合をB, 5で割り切れる集合をCとする。
2でも3でも5でも割り切れない数は
3. 最終的な答え
26個