## 問題の概要
問題は大きく分けて2つのセクションに分かれています。
* **セクション3:** 地球儀の図と模式図を用いて、緯度と経度に関する知識を問う問題です。
* **セクション4:** 世界地図に関する知識を問う問題です。地図の種類、方位、距離、航路などについて問われています。
## 解き方の手順
**セクション3:**
(1) IのAは度の緯線なので赤道、Bは度の経線なので本初子午線です。
(2) IのCは、度の経線が通るイギリスの首都なのでロンドンです。
(3) IのXの位置は、度、度なので、南緯度、東経度となります。
(4) 地球の中心を通って反対側の緯度と経度は、緯度を反転させ、経度に度を足すか引く(度以内になるように)ことで求められます。
* 緯度:南緯度の反対は北緯度
* 経度:東経度の反対は西経度
したがって、北緯度、西経度となります。
(5)
* 西経にあてはまる範囲はアとウです。
* 東京を通る経線が含まれる範囲はイです。
**セクション4:**
(1) 地球を小さくした模型は地球儀です。
(2) 地球儀は大きいので持ち運びに不便なことのほか、詳細は表現できない。
(3) 世界地図は、地球儀と違い、距離や面積、形、方位などを一度に正しく表せません。その理由は、地球の表面を平面に表すからです。
(4) 東京から見たカイロの方位は、Iから見て西南西です。
(5) 東京から真西に進み地球を一周してもどると、最後に通過するのは南アメリカ大陸です。
(6)
* 東京からの距離が短い順はA, B, Cです。
* 東京からニューヨークまでの最短コースをIの図中に描くと、北極に近い経路を通る大円航路となります(画像参照)。
(7) 東京からニューヨークまでの最短コースをIIの地図上に示すとき、最も適切なものはアです。
(8) IIの地図(メルカトル図法)には、高緯度ほど面積が拡大されて表示される特徴があります。
## 最終的な答え
**セクション3:**
(1)
* A: 赤道
* B: 本初子午線
(2) ロンドン
(3)
* ①: 南緯
* ②: 東経
(4) 北緯度、西経度
(5)
* ①: ア、ウ
* ②: イ
**セクション4:**
(1) 地球儀
(2) 詳細は表現できない。
(3) 地球の表面を平面に表すから。
(4) 西南西
(5) 南アメリカ大陸
(6)
* ①: A, B, C
* ②: 画像参照
(7) ア
(8) 高緯度ほど面積が拡大されて表示される。