平行四辺形ABCDにおいて、$AB = AD$のとき、$AC \perp DB$であることをベクトルを用いて証明する。

幾何学ベクトル平行四辺形証明内積垂直
2025/4/24

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=ADAB = ADのとき、ACDBAC \perp DBであることをベクトルを用いて証明する。

2. 解き方の手順

ベクトルa=AB\vec{a} = \vec{AB}b=AD\vec{b} = \vec{AD}とおく。
平行四辺形であることからAC=AB+BC=AB+AD=a+b\vec{AC} = \vec{AB} + \vec{BC} = \vec{AB} + \vec{AD} = \vec{a} + \vec{b}
また、DB=ABAD=ab\vec{DB} = \vec{AB} - \vec{AD} = \vec{a} - \vec{b}である。
ACDBAC \perp DBを示すには、ACDB=0\vec{AC} \cdot \vec{DB} = 0を示す必要がある。
ACDB=(a+b)(ab)=a2b2\vec{AC} \cdot \vec{DB} = (\vec{a} + \vec{b}) \cdot (\vec{a} - \vec{b}) = |\vec{a}|^2 - |\vec{b}|^2
問題文より、AB=ADAB = ADなので、a=b|\vec{a}| = |\vec{b}|である。
したがって、a2=b2|\vec{a}|^2 = |\vec{b}|^2となる。
よって、ACDB=a2b2=0\vec{AC} \cdot \vec{DB} = |\vec{a}|^2 - |\vec{b}|^2 = 0となる。
したがって、ACDBAC \perp DBが示された。

3. 最終的な答え

AB=ADAB = ADのとき、ACDBAC \perp DBが成り立つ。

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