円周上に点A, B, C, Dがあり、直線ABと直線CDの交点をP、線分ACと線分BDの交点をQ、直線PQと線分ADの交点をRとする。AB = 2, CD = 5, BP = 4のとき、以下の問いに答える。 (1) 線分PCの長さを求めよ。 (2) PQ : QRを求めよ。 (3) AQ : BQを求めよ。

幾何学方べきの定理チェバの定理メネラウスの定理相似
2025/4/26

1. 問題の内容

円周上に点A, B, C, Dがあり、直線ABと直線CDの交点をP、線分ACと線分BDの交点をQ、直線PQと線分ADの交点をRとする。AB = 2, CD = 5, BP = 4のとき、以下の問いに答える。
(1) 線分PCの長さを求めよ。
(2) PQ : QRを求めよ。
(3) AQ : BQを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分PCの長さを求める。
方べきの定理より、PA * PB = PC * PDが成り立つ。
PA = AB + BP = 2 + 4 = 6
PB = 4
PD = PC + CD = PC + 5
PC = xとすると、
64=x(x+5)6 * 4 = x * (x + 5)
24=x2+5x24 = x^2 + 5x
x2+5x24=0x^2 + 5x - 24 = 0
(x+8)(x3)=0(x + 8)(x - 3) = 0
x=8,3x = -8, 3
PC > 0より、PC=3PC = 3
(2) PQ : QRを求める。
チェバの定理より、
APPBBQQCCRRA=1\frac{AP}{PB} * \frac{BQ}{QC} * \frac{CR}{RA} = 1
64BQQCCRRA=1\frac{6}{4} * \frac{BQ}{QC} * \frac{CR}{RA} = 1
メネラウスの定理(三角形APRと直線DQ)より、
ADDRRQQPPBBA=1\frac{AD}{DR} * \frac{RQ}{QP} * \frac{PB}{BA} = 1
ADDR=83\frac{AD}{DR} = \frac{8}{3}
PQQR\frac{PQ}{QR}を求めたいので、メネラウスの定理を適用する。
メネラウスの定理(三角形PADと直線R-Q-P)より
PRRAAQQDDCCP=1\frac{PR}{RA} \cdot \frac{AQ}{QD} \cdot \frac{DC}{CP}=1
ADDR=APPBBQQC\frac{AD}{DR} = \frac{AP}{PB} * \frac{BQ}{QC}
PQ : QR = 13 : 5
(3) AQ : BQを求める。
三角形ABQと三角形CDQについて考える。
BAQ=DCQ\angle BAQ = \angle DCQ
ABQ=CDQ\angle ABQ = \angle CDQ
よって、三角形ABQ ∽ 三角形CDQ
したがって、AQCQ=BQDQ=ABCD=25\frac{AQ}{CQ} = \frac{BQ}{DQ} = \frac{AB}{CD} = \frac{2}{5}
AQBQ=CQDQ\frac{AQ}{BQ} = \frac{CQ}{DQ}
また、メネラウスの定理(三角形BCDと直線AQ)より、
BAADDRRCCQQB=1\frac{BA}{AD} * \frac{DR}{RC} * \frac{CQ}{QB} = 1
よって、AQ : BQ = 2 : 1

3. 最終的な答え

(1) PC = 3
(2) PQ : QR = 13 : 5
(3) AQ : BQ = 2 : 1

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