一次関数 $y=f(x)$ と二次関数 $y=g(x)$ のグラフが与えられている。合成関数 $y = (f \circ g)(x)$ のグラフの説明として正しいものを、選択肢の中からすべて選ぶ。

代数学合成関数一次関数二次関数グラフ
2025/4/24

1. 問題の内容

一次関数 y=f(x)y=f(x) と二次関数 y=g(x)y=g(x) のグラフが与えられている。合成関数 y=(fg)(x)y = (f \circ g)(x) のグラフの説明として正しいものを、選択肢の中からすべて選ぶ。

2. 解き方の手順

まず、y=(fg)(x)=f(g(x))y = (f \circ g)(x) = f(g(x)) であることを確認する。
グラフから、f(x)f(x) は一次関数で、減少関数であることがわかる。g(x)g(x) は二次関数で、下に凸の放物線であることがわかる。
f(x)f(x)f(x)=ax+bf(x) = ax+bg(x)g(x)g(x)=c(xp)2+qg(x) = c(x-p)^2 + q (c>0c>0) のように表すことができる。すると、
(f \circ g)(x) = f(g(x)) = a(c(x-p)^2 + q) + b = ac(x-p)^2 + aq + b
となる。ここで、a<0a < 0 であるので、ac<0ac < 0 となる。したがって、(fg)(x)(f \circ g)(x) は上に凸の放物線となる。
y=(fg)(x)y = (f \circ g)(x) の頂点の xx 座標は pp であり、グラフから、g(x)g(x) の頂点の xx 座標は x=bx=b に対応している。したがって、y=(fg)(x)y = (f \circ g)(x) の軸は x=bx = b であるから、放物線の軸はy軸ではない。
また、y=(fg)(x)y = (f \circ g)(x)xx 軸に接しているとは限らない。y=(fg)(x)y = (f \circ g)(x) は点 (a,c) を通るとは限らない。 y=(fg)(x)y = (f \circ g)(x) は点 (b,d) を通るとは限らない。
選択肢を吟味する。

1. 上に凸の放物線である:正しい (上記より)。

2. 下に凸の放物線である:誤り (上に凸である)。

3. 放物線の軸は $y$ 軸である:誤り (放物線の軸は $x=b$ である)。

4. $x$ 軸に接する:誤り(接するとは限らない)。

5. 点 $(a, c)$ を通る:誤り

6. 点 $(b, d)$ を通る:誤り

したがって、正しいのは①のみである。

3. 最終的な答え

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