二次関数 $y = -x^2 + (4m - 3)x + 8m - 3$ のグラフが、$x$軸の負の部分で異なる2点で交わるための、$m$の範囲を求める問題です。

代数学二次関数二次方程式判別式解と係数の関係グラフ
2025/4/25

1. 問題の内容

二次関数 y=x2+(4m3)x+8m3y = -x^2 + (4m - 3)x + 8m - 3 のグラフが、xx軸の負の部分で異なる2点で交わるための、mmの範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

二次関数のグラフがxx軸の負の部分で異なる2点で交わるための条件は、以下の3つです。
(1) 二次方程式 x2+(4m3)x+8m3=0-x^2 + (4m - 3)x + 8m - 3 = 0 が異なる2つの実数解を持つ。
(2) 2つの実数解がともに負である。
(3) グラフの頂点のy座標が正である.これは(1),(2)を満たしていれば必ず満たす
(1) 判別式 D>0D > 0
D=(4m3)24(1)(8m3)=16m224m+9+32m12=16m2+8m3>0D = (4m - 3)^2 - 4(-1)(8m - 3) = 16m^2 - 24m + 9 + 32m - 12 = 16m^2 + 8m - 3 > 0
(4m+3)(4m1)>0(4m + 3)(4m - 1) > 0
m<34,14<mm < -\frac{3}{4}, \frac{1}{4} < m
(2) 2つの解をα,β\alpha, \betaとすると、α+β<0\alpha + \beta < 0 かつ αβ>0\alpha \beta > 0
解と係数の関係より、α+β=4m3\alpha + \beta = 4m - 3 なので、4m3<04m - 3 < 0 より m<34m < \frac{3}{4}
αβ=(8m3)=8m+3\alpha \beta = -(8m - 3) = -8m + 3 なので、8m+3>0-8m + 3 > 0 より m<38m < \frac{3}{8}
(1)と(2)の共通範囲は、m<34,14<m<38m < -\frac{3}{4}, \frac{1}{4} < m < \frac{3}{8} となる。
38=0.375\frac{3}{8} = 0.375
14=0.25\frac{1}{4} = 0.25
34=0.75-\frac{3}{4} = -0.75
したがって、求めるmmの範囲は m<34m < -\frac{3}{4} または 14<m<38\frac{1}{4} < m < \frac{3}{8}です。

3. 最終的な答え

m<34m < -\frac{3}{4}, 14<m<38\frac{1}{4} < m < \frac{3}{8}

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