この極限を求めるために、三角関数の恒等式とロピタルの定理を利用することができます。
手順1: 恒等式を使う
cos2x=1−2sin2x という恒等式を利用して式を書き換えます。 limx→0x21−(1−2sin2x)=limx→0x22sin2x 手順2: 変形
2sin2x を 2(xsinx)2x2/x2と書き換えて、さらに以下のように変形します。 limx→02(xsinx)2 手順3: 極限を計算
limx→0xsinx=1 であることを利用します。 limx→02(xsinx)2=2(1)2=2 または、ロピタルの定理を使うこともできます。
手順1: ロピタルの定理を適用
limx→0x21−cos2x は 00 の不定形なので、ロピタルの定理を適用できます。分子と分母をそれぞれ微分します。 limx→0dxd(x2)dxd(1−cos2x)=limx→02x2sin2x=limx→0xsin2x 手順2: ロピタルの定理を再度適用
再び 00 の不定形なので、ロピタルの定理を適用します。分子と分母をそれぞれ微分します。 limx→0dxd(x)dxd(sin2x)=limx→012cos2x=2cos0=2