まず、1階微分を計算します。
f′(x)=(2+3x)2ex(2+3x)−ex(3)=(2+3x)2ex(2+3x−3)=(2+3x)2ex(3x−1) 次に、2階微分を計算します。
f′′(x)=(2+3x)4ex(3x−1+3)(2+3x)2−ex(3x−1)2(2+3x)(3)=(2+3x)3ex[(3x+2)(2+3x)−6(3x−1)]=(2+3x)3ex(9x2+6x+6x+4−18x+6)=(2+3x)3ex(9x2+10) 一般の公式を推測することは難しいですが、問題文には帰納法は不要であると書かれているので、別の方法を考えます。
関数 f(x) を部分分数分解することを試みます。 2+3x1=g(x) とすると、f(x)=exg(x) となります。ライプニッツの公式を使用すると、 f(n)(x)=∑k=0n(kn)(ex)(n−k)g(k)(x)=∑k=0n(kn)exg(k)(x) g(x)=(2+3x)−1 g′(x)=−1(2+3x)−2(3)=−3(2+3x)−2 g′′(x)=(−3)(−2)(2+3x)−3(3)=18(2+3x)−3 g(k)(x)=(−1)k(k!)3k(2+3x)−(k+1) よって、
f(n)(x)=ex∑k=0n(kn)(−1)k(k!)3k(2+3x)−(k+1)=ex∑k=0nk!(n−k)!n!(−1)k(k!)3k(2+3x)−(k+1)=n!ex∑k=0n(n−k)!(2+3x)k+1(−3)k