$x$ 軸正の向きに速さ $1.5 \ m/s$ で進む正弦波の時刻 $t=0 \ s$ における波形が与えられています。位置 $x=6.0 \ m$ での媒質の振動の様子を $y-t$ 図に表す問題です。

解析学波動正弦波周期波長グラフ三角関数
2025/3/6

1. 問題の内容

xx 軸正の向きに速さ 1.5 m/s1.5 \ m/s で進む正弦波の時刻 t=0 st=0 \ s における波形が与えられています。位置 x=6.0 mx=6.0 \ m での媒質の振動の様子を yty-t 図に表す問題です。

2. 解き方の手順

(1) 波の波長 λ\lambda を読み取る:
与えられた波形から、波長は λ=6.0 m \lambda = 6.0 \ m であることがわかります。
(2) 波の周期 TT を計算する:
波の速さ vv と波長 λ\lambda の関係から、周期 TTT=λv T = \frac{\lambda}{v} で求められます。
T=6.0 m1.5 m/s=4.0 s T = \frac{6.0 \ m}{1.5 \ m/s} = 4.0 \ s
(3) x=6.0 mx=6.0 \ m の位置での t=0 st=0 \ s における媒質の変位 yy を読み取る:
与えられた波形から、x=6.0 mx=6.0 \ m での媒質の変位は y=0 my=0 \ m です。
(4) x=6.0 mx=6.0 \ m の位置での媒質の速度の向きを考える:
波は xx 軸正の方向に進んでいるので、x=6.0 mx=6.0 \ m の位置にある媒質は、t=0 st=0 \ s の直後では負の方向に動きます。(図から少し時間が経過すると、谷の部分が6mの位置に近づいてくることがわかる)
(5) yty-t グラフを描く:
yty-t グラフは、振幅 2.5 m2.5 \ m、周期 4.0 s4.0 \ s の正弦波となります。t=0 st=0 \ sy=0 my=0 \ m であり、その直後に媒質が負の方向に動くことから、サインカーブを反転させたグラフになります。

3. 最終的な答え

y=2.5sin(2π4.0t)y = -2.5 \sin(\frac{2\pi}{4.0}t)
または
y=2.5sin(π2t)y = -2.5 \sin(\frac{\pi}{2}t)