絶対値の不等式を解くには、絶対値の中身が正の場合と負の場合に分けて考えます。
* **場合1:** 2x−5≥0 のとき このとき、∣2x−5∣=2x−5 となるので、不等式は 2x−5<1 となります。 この不等式を解くと、
となります。
また、2x−5≥0 より、2x≥5 なので、x≥25=2.5 したがって、2.5≤x<3 * **場合2:** 2x−5<0 のとき このとき、∣2x−5∣=−(2x−5)=−2x+5 となるので、不等式は −2x+5<1 となります。 この不等式を解くと、
となります。
また、2x−5<0 より、2x<5 なので、x<25=2.5 したがって、2<x<2.5 上記2つの場合を合わせると、2<x<3 が解となります。 別の解法として、絶対値の性質 ∣a∣<b は −b<a<b と同値であることを利用します。 ∣2x−5∣<1 は −1<2x−5<1 と同値です。 各辺に5を加えると、
各辺を2で割ると、
となります。