座標平面上に円C: $x^2 + y^2 - 5ax - 6ay + 28a = 0$ があり、円Cは点A(3, 5)を通る。 (1) $a$ の値を求め、円Cの中心の座標と半径を求めよ。 (2) 点Aを通り、傾きが正の直線$l$とする。直線$l$が円Cによって切り取られる線分の長さが$\sqrt{10}$であるとき、直線$l$の方程式を求めよ。

幾何学座標平面直線距離方程式
2025/4/25

1. 問題の内容

座標平面上に円C: x2+y25ax6ay+28a=0x^2 + y^2 - 5ax - 6ay + 28a = 0 があり、円Cは点A(3, 5)を通る。
(1) aa の値を求め、円Cの中心の座標と半径を求めよ。
(2) 点Aを通り、傾きが正の直線llとする。直線llが円Cによって切り取られる線分の長さが10\sqrt{10}であるとき、直線llの方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
点A(3, 5)が円C上にあるので、円Cの方程式に代入してaaを求める。
32+525a(3)6a(5)+28a=03^2 + 5^2 - 5a(3) - 6a(5) + 28a = 0
9+2515a30a+28a=09 + 25 - 15a - 30a + 28a = 0
3417a=034 - 17a = 0
17a=3417a = 34
a=2a = 2
次に、a=2a = 2 を円Cの方程式に代入して、円Cの中心の座標と半径を求める。
x2+y210x12y+56=0x^2 + y^2 - 10x - 12y + 56 = 0
(x210x)+(y212y)+56=0(x^2 - 10x) + (y^2 - 12y) + 56 = 0
(x210x+25)+(y212y+36)+562536=0(x^2 - 10x + 25) + (y^2 - 12y + 36) + 56 - 25 - 36 = 0
(x5)2+(y6)2=5(x - 5)^2 + (y - 6)^2 = 5
したがって、円Cの中心の座標は(5, 6)、半径は5\sqrt{5}である。
(2)
点A(3, 5)を通り、傾きがmmの直線llの方程式は、
y5=m(x3)y - 5 = m(x - 3)
y=mx3m+5y = mx - 3m + 5
mxy3m+5=0mx - y - 3m + 5 = 0
直線llが円Cによって切り取られる線分の長さが10\sqrt{10}であるとき、円Cの中心(5, 6)と直線llの距離ddと半径r=5r = \sqrt{5}の関係は、
(102)2+d2=r2(\frac{\sqrt{10}}{2})^2 + d^2 = r^2
104+d2=5\frac{10}{4} + d^2 = 5
d2=552d^2 = 5 - \frac{5}{2}
d2=52d^2 = \frac{5}{2}
d=52=102d = \sqrt{\frac{5}{2}} = \frac{\sqrt{10}}{2}
円Cの中心(5, 6)と直線mxy3m+5=0mx - y - 3m + 5 = 0の距離ddは、
d=5m63m+5m2+(1)2=2m1m2+1d = \frac{|5m - 6 - 3m + 5|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \frac{|2m - 1|}{\sqrt{m^2 + 1}}
2m1m2+1=102\frac{|2m - 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \frac{\sqrt{10}}{2}
両辺を2乗して、
(2m1)2m2+1=104=52\frac{(2m - 1)^2}{m^2 + 1} = \frac{10}{4} = \frac{5}{2}
2(4m24m+1)=5(m2+1)2(4m^2 - 4m + 1) = 5(m^2 + 1)
8m28m+2=5m2+58m^2 - 8m + 2 = 5m^2 + 5
3m28m3=03m^2 - 8m - 3 = 0
(3m+1)(m3)=0(3m + 1)(m - 3) = 0
m=13,3m = -\frac{1}{3}, 3
傾きが正なので、m=3m = 3
したがって、直線llの方程式は、
y5=3(x3)y - 5 = 3(x - 3)
y5=3x9y - 5 = 3x - 9
y=3x4y = 3x - 4

3. 最終的な答え

(1) a=2a = 2, 中心(5, 6), 半径5\sqrt{5}
(2) y=3x4y = 3x - 4

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