座標平面上に直線 $l: y = (2t+1)x - t^2 - t$ がある。ただし、$t$ は実数とする。 (1) $t$ が実数全体の範囲で変化するとき、直線 $l$ が通過する領域を図示せよ。 (2) $t$ が $-1 \le t \le 0$ の範囲で変化するとき、直線 $l$ が通過する領域を図示せよ。
2025/4/25
1. 問題の内容
座標平面上に直線 がある。ただし、 は実数とする。
(1) が実数全体の範囲で変化するとき、直線 が通過する領域を図示せよ。
(2) が の範囲で変化するとき、直線 が通過する領域を図示せよ。
2. 解き方の手順
(1)
直線 の式を について整理する。
が実数全体を動くので、 についての2次方程式が実数解を持つ条件を考える。
判別式を とすると、 となる。
したがって、 が実数全体を動くとき、直線 が通過する領域は となる。
(2)
が の範囲で変化するとき、直線 が通過する領域を考える。
とおく。
において少なくとも1つの実数解を持つ条件を求める。
i) または の場合
ii) かつ で、 に解を持つ場合
判別式 かつ
かつ かつ かつ
で、 のとき
のとき
で、 のとき
のとき
で、 のとき
のとき
領域は かつ または と
まとめると、
(ただし、) または (ただし,) と
で
境界線は , ,
3. 最終的な答え
(1)
(2)
のとき
のとき
のとき