1. 問題の内容
(零行列) となるような2次正方行列 を求めよ。
2. 解き方の手順
を2次正方行列とし、
とおく。
したがって、以下の連立方程式を得る。
すなわち
すなわち
(1) のとき、 かつ なので、 かつ より、 かつ となる。これは、 に矛盾する。
(2) のとき、 である。このとき、
となるので、一つの式、 を満たせばよい。すなわち、。
したがって、
(ただし、)
が求める行列である。特に、 ならば なので、
,
または
となる。
例えば、
のとき、
のとき、
3. 最終的な答え
, ただし