与えられた拡大行列に対応する連立一次方程式を解く問題です。拡大行列は次の通りです。 $\begin{pmatrix} 2 & 3 & 5 & 9 \\ 1 & 1 & -1 & 0 \\ 3 & 5 & -2 & 7 \end{pmatrix}$

代数学線形代数連立一次方程式行列ガウスの消去法
2025/5/2

1. 問題の内容

与えられた拡大行列に対応する連立一次方程式を解く問題です。拡大行列は次の通りです。
$\begin{pmatrix}
2 & 3 & 5 & 9 \\
1 & 1 & -1 & 0 \\
3 & 5 & -2 & 7
\end{pmatrix}$

2. 解き方の手順

拡大行列を簡約化して、連立一次方程式の解を求めます。
まず、1行目と2行目を入れ替えます。
$\begin{pmatrix}
1 & 1 & -1 & 0 \\
2 & 3 & 5 & 9 \\
3 & 5 & -2 & 7
\end{pmatrix}$
次に、2行目を2行目 - 2 * 1行目、3行目を3行目 - 3 * 1行目に変換します。
$\begin{pmatrix}
1 & 1 & -1 & 0 \\
0 & 1 & 7 & 9 \\
0 & 2 & 1 & 7
\end{pmatrix}$
次に、3行目を3行目 - 2 * 2行目に変換します。
$\begin{pmatrix}
1 & 1 & -1 & 0 \\
0 & 1 & 7 & 9 \\
0 & 0 & -13 & -11
\end{pmatrix}$
次に、3行目を-1/13倍します。
$\begin{pmatrix}
1 & 1 & -1 & 0 \\
0 & 1 & 7 & 9 \\
0 & 0 & 1 & \frac{11}{13}
\end{pmatrix}$
次に、2行目を2行目 - 7 * 3行目、1行目を1行目 + 3行目に変換します。
$\begin{pmatrix}
1 & 1 & 0 & \frac{11}{13} \\
0 & 1 & 0 & \frac{50}{13} \\
0 & 0 & 1 & \frac{11}{13}
\end{pmatrix}$
次に、1行目を1行目 - 2行目に変換します。
$\begin{pmatrix}
1 & 0 & 0 & -\frac{39}{13} \\
0 & 1 & 0 & \frac{50}{13} \\
0 & 0 & 1 & \frac{11}{13}
\end{pmatrix}$
よって、解は次の通りです。
x=3x = -3
y=5013y = \frac{50}{13}
z=1113z = \frac{11}{13}

3. 最終的な答え

x=3,y=5013,z=1113x = -3, y = \frac{50}{13}, z = \frac{11}{13}

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