AB=ACである二等辺三角形ABCの外接円上に、DA=DBとなる点Dを、直線ABに関して点Cと反対側に取る。三角形ABCの内接円の半径を$p$、三角形DABの内接円の半径を$q$、角ABC=$2\theta$とする。 (1) $\frac{p}{AB}$を$\theta$で表せ。 (2) $\frac{q}{AB}$を$\theta$で表せ。 (3) $p=q$となる$\theta$が存在するならば、そのときの$\cos\theta$を求めよ。
2025/4/26
1. 問題の内容
AB=ACである二等辺三角形ABCの外接円上に、DA=DBとなる点Dを、直線ABに関して点Cと反対側に取る。三角形ABCの内接円の半径を、三角形DABの内接円の半径を、角ABC=とする。
(1) をで表せ。
(2) をで表せ。
(3) となるが存在するならば、そのときのを求めよ。
2. 解き方の手順
(1) をで表す。
AB=ACなので、角BAC= より、角BAC = である。
三角形ABCの面積をSとすると、
また、
ここで、正弦定理より、
したがって、
よって、
(2) をで表す。
DA=DBより、三角形DABは二等辺三角形である。
角ADB = 角ACB =
角DAB = 角DBA =
三角形DABの面積をTとすると、
また、
正弦定理より、
別の方法
(3) となるが存在するならば、そのときのを求めよ。
なので、
のとき、より、
のとき、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)