## 問題の解答

幾何学接線判別式2次方程式
2025/4/27
## 問題の解答
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1. 問題の内容

(1) 点A(-1, -1)と点B(4, 4)を通り、中心が直線 y=2x9y = 2x - 9 上にある円の方程式を求める。
(2) 点(5, 1)を通り、円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 に接する直線のうち、傾きが正である直線の方程式を求める。
(3) 円 (xa)2+y2=a(x - a)^2 + y^2 = a (a>0a > 0) と直線 x2y=0x - 2y = 0 が異なる2点で交わるような aa の値の範囲を求める。
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2. 解き方の手順

**(1) 円の方程式を求める**
円の中心を (p,2p9)(p, 2p - 9) とおく。円の方程式は (xp)2+(y(2p9))2=r2(x - p)^2 + (y - (2p - 9))^2 = r^2 と表せる。
点A, Bを通ることから、
(1p)2+(1(2p9))2=r2(-1 - p)^2 + (-1 - (2p - 9))^2 = r^2
(4p)2+(4(2p9))2=r2(4 - p)^2 + (4 - (2p - 9))^2 = r^2
これを整理すると、
(1p)2+(82p)2=(4p)2+(132p)2(-1 - p)^2 + (8 - 2p)^2 = (4 - p)^2 + (13 - 2p)^2
(1+2p+p2)+(6432p+4p2)=(168p+p2)+(16952p+4p2)(1 + 2p + p^2) + (64 - 32p + 4p^2) = (16 - 8p + p^2) + (169 - 52p + 4p^2)
5p230p+65=5p260p+1855p^2 - 30p + 65 = 5p^2 - 60p + 185
30p=12030p = 120
p=4p = 4
したがって、円の中心は (4,2(4)9)=(4,1)(4, 2(4) - 9) = (4, -1) となる。
r2=(4(1))2+(1(1))2=52+0=25r^2 = (4 - (-1))^2 + (-1 - (-1))^2 = 5^2 + 0 = 25
よって、求める円の方程式は、(x4)2+(y+1)2=25(x - 4)^2 + (y + 1)^2 = 25 となる。
**(2) 接線の方程式を求める**
点(5, 1)を通る直線のうち、傾きが正であるものを求める。
直線の傾きを mm とすると、直線の方程式は y1=m(x5)y - 1 = m(x - 5)、すなわち y=mx5m+1y = mx - 5m + 1 と表せる。
x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 の中心(0, 0)と直線 mxy5m+1=0mx - y - 5m + 1 = 0 の距離が円の半径 13\sqrt{13} に等しいとき、直線は円に接する。
したがって、
m(0)(0)5m+1m2+(1)2=13\frac{|m(0) - (0) - 5m + 1|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \sqrt{13}
5m+1m2+1=13\frac{|-5m + 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{13}
両辺を2乗して整理すると、
(5m+1)2=13(m2+1)(-5m + 1)^2 = 13(m^2 + 1)
25m210m+1=13m2+1325m^2 - 10m + 1 = 13m^2 + 13
12m210m12=012m^2 - 10m - 12 = 0
6m25m6=06m^2 - 5m - 6 = 0
(2m3)(3m+2)=0(2m - 3)(3m + 2) = 0
m=32,23m = \frac{3}{2}, -\frac{2}{3}
傾きが正であるから、m=32m = \frac{3}{2} となる。
よって、求める直線の方程式は y=32x5(32)+1=32x152+22=32x132y = \frac{3}{2}x - 5(\frac{3}{2}) + 1 = \frac{3}{2}x - \frac{15}{2} + \frac{2}{2} = \frac{3}{2}x - \frac{13}{2}
または 2y=3x132y = 3x - 13、つまり 3x2y13=03x - 2y - 13 = 0
**(3) aの値の範囲を求める**
(xa)2+y2=a(x - a)^2 + y^2 = a と直線 x2y=0x - 2y = 0 が異なる2点で交わる条件を求める。
直線 x=2yx = 2y を円の方程式に代入すると、
(2ya)2+y2=a(2y - a)^2 + y^2 = a
4y24ay+a2+y2=a4y^2 - 4ay + a^2 + y^2 = a
5y24ay+a2a=05y^2 - 4ay + a^2 - a = 0
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 D>0D > 0 でなければならない。
D=(4a)24(5)(a2a)=16a220a2+20a=4a2+20a>0D = (-4a)^2 - 4(5)(a^2 - a) = 16a^2 - 20a^2 + 20a = -4a^2 + 20a > 0
4a(a5)>0-4a(a - 5) > 0
a(a5)<0a(a - 5) < 0
a>0a > 0 より、0<a<50 < a < 5
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3. 最終的な答え

(1) (x4)2+(y+1)2=25(x - 4)^2 + (y + 1)^2 = 25
(2) 3x2y13=03x - 2y - 13 = 0
(3) 0<a<50 < a < 5

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