関数 $y=x^2$ のグラフ上に、x座標がそれぞれ-2, 3となる点A, Bをとる。 (1) 直線ABの式を求める。 (2) △AOBの面積を求める。 (3) y軸上の点で、△AOB = △POBとなるような点Pの座標を求める。ただし、点Pのy座標は正とする。

代数学二次関数グラフ直線面積座標
2025/4/26

1. 問題の内容

関数 y=x2y=x^2 のグラフ上に、x座標がそれぞれ-2, 3となる点A, Bをとる。
(1) 直線ABの式を求める。
(2) △AOBの面積を求める。
(3) y軸上の点で、△AOB = △POBとなるような点Pの座標を求める。ただし、点Pのy座標は正とする。

2. 解き方の手順

(1) 点A, Bの座標を求める。
Aのx座標は-2なので、y=(2)2=4y = (-2)^2 = 4。よって、Aの座標は(-2, 4)
Bのx座標は3なので、y=(3)2=9y = (3)^2 = 9。よって、Bの座標は(3, 9)
直線ABの式を y=ax+by=ax+b とおく。
A(-2, 4)を通るので、4=2a+b4 = -2a + b
B(3, 9)を通るので、9=3a+b9 = 3a + b
2つの式を連立して解く。
9=3a+b9 = 3a + b
4=2a+b4 = -2a + b
上の式から下の式を引くと、
5=5a5 = 5a
a=1a = 1
4=2(1)+b4 = -2(1) + b
4=2+b4 = -2 + b
b=6b = 6
よって、直線ABの式は y=x+6y = x + 6
(2) △AOBの面積を求める。
直線ABの式は y=x+6y = x + 6 なので、y軸との交点は(0, 6)である。これを点Cとする。
△AOBの面積は、△AOCの面積と△BOCの面積の和である。
△AOCの面積は、底辺OC = 6, 高さ2なので、面積は 12×6×2=6\frac{1}{2} \times 6 \times 2 = 6
△BOCの面積は、底辺OC = 6, 高さ3なので、面積は 12×6×3=9\frac{1}{2} \times 6 \times 3 = 9
よって、△AOBの面積は 6+9=156 + 9 = 15
(3) △AOB = △POBとなる点Pの座標を求める。
△AOBの面積は15。
点Pはy軸上にあるので、点Pの座標を(0, p)とおく。ただし、p>0p > 0
△POBの面積は、底辺OP = p, 高さ3なので、面積は 12×p×3=32p\frac{1}{2} \times p \times 3 = \frac{3}{2}p
32p=15\frac{3}{2}p = 15
3p=303p = 30
p=10p = 10
よって、点Pの座標は(0, 10)

3. 最終的な答え

(1) y=x+6y = x + 6
(2) 15
(3) (0, 10)

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