正方形ABCDの周上を半径xの円盤Pが一周するとき、以下の問いに答える問題です。 (1) 円盤Aと円盤Dが接するときのxの値を求める。 (2) 正方形ABCDの内部に円盤Pが通過しない部分があるのはどのようなxの範囲か考える。 (3) 円盤Pの通過範囲の面積をS(x)として、S(x)をxの関数で表す。
2025/4/26
1. 問題の内容
正方形ABCDの周上を半径xの円盤Pが一周するとき、以下の問いに答える問題です。
(1) 円盤Aと円盤Dが接するときのxの値を求める。
(2) 正方形ABCDの内部に円盤Pが通過しない部分があるのはどのようなxの範囲か考える。
(3) 円盤Pの通過範囲の面積をS(x)として、S(x)をxの関数で表す。
2. 解き方の手順
(1)
正方形ABCDの一辺の長さは6なので、円盤Aと円盤Dが接するのは、円盤Aと円盤Dの中心間の距離が2xに等しいとき。
すなわち、ADの長さが2xに等しいときなので、を解くと、。
よって、エ=3、オ=1となる。
(2)
円盤Pが正方形ABCDの内部を通過しない部分があるのは、正方形の各頂点において、円盤が角を曲がりきれないとき。
これは、xの値が正方形の一辺の長さの半分、つまり3を超えない限り起こる。
正方形の内部がすべて通過範囲に含まれるのは、のときなので、円盤Pが通過しない部分があるのは、のとき。
正方形の内部がすべて円盤Pの通過範囲に含まれる条件を考える。
正方形の内部に円盤が通過しない部分があるのは、正方形の各頂点において、円盤が角を曲がりきれないとき。
これは、であれば、円盤Pは正方形ABCDの内部をすべて通過する。
のとき円盤Pが通過しない部分がある。
のとき、正方形ABCDの内部はすべて円盤Pの通過範囲に含まれる。
したがって、花子の発言から、
のとき、円盤Pが通過しない部分がある。
のときはありえない。
問題文をよく読むと、のとき、正方形ABCDの内部がすべて円盤Pの通過範囲に含まれるのはのときとあるが、これは問題文の誤りである。
正しくはである。
(3)
0 < x < 3のとき、円盤Pの通過範囲の面積S(x)は、正方形の周に沿った長方形と、四隅の円弧を合わせたもの。
長方形の面積は。
四隅の円弧を合わせると、半径xの円になるので、面積は。
正方形ABCDの面積はなので、
S(x) = 正方形の面積 + 4 * (扇形の面積 - 二等辺三角形の面積)
= 36 + 4 * () = 36 +
0 < x < 3のとき
3 ≦ x < 3のとき
=
3. 最終的な答え
エ=3
オ=1
カキ=00
クケ=24
コ=0
サシ=36