三角形OABにおいて、辺OAを1:2に内分する点をC、辺ABを1:2に内分する点をDとする。直線BCと直線ODの交点をEとする。ベクトルOEを、ODを用いて表し、またOBとBCを用いて表す。その後、内積や三角形の面積に関する値を求める。

幾何学ベクトル内分点内積三角形面積
2025/4/26

1. 問題の内容

三角形OABにおいて、辺OAを1:2に内分する点をC、辺ABを1:2に内分する点をDとする。直線BCと直線ODの交点をEとする。ベクトルOEを、ODを用いて表し、またOBとBCを用いて表す。その後、内積や三角形の面積に関する値を求める。

2. 解き方の手順

まず、OCとODをOAとOBを用いて表す。
OC=13OAOC = \frac{1}{3}OA
OD=23OA+13OBOD = \frac{2}{3}OA + \frac{1}{3}OB
次に、OEをODを用いて表すと、OE=sODOE = sOD (sは実数)
また、OEをOBとBCを用いて表すと、OE=tOC+(1t)OBOE = tOC + (1-t)OB (tは実数)
ここで、BC=OCOBBC = OC - OBなので、OE=tOC+(1t)OB=t13OA+(1t)OB=t3OA+(1t)OBOE = tOC + (1-t)OB = t\frac{1}{3}OA + (1-t)OB = \frac{t}{3}OA + (1-t)OB
よって、OE=sOD=s(23OA+13OB)=2s3OA+s3OBOE = sOD = s(\frac{2}{3}OA + \frac{1}{3}OB) = \frac{2s}{3}OA + \frac{s}{3}OB
OE=t3OA+(1t)OBOE = \frac{t}{3}OA + (1-t)OB
OAとOBは一次独立なので、係数を比較すると、
2s3=t3\frac{2s}{3} = \frac{t}{3}
s3=1t\frac{s}{3} = 1-t
これを解くと、
2s=t2s = t
s=33ts = 3 - 3t
s=33(2s)s = 3 - 3(2s)
s=36ss = 3 - 6s
7s=37s = 3
s=37s = \frac{3}{7}
t=2s=67t = 2s = \frac{6}{7}
したがって、OE=37ODOE = \frac{3}{7}OD
OE=27OA+37OBOE = \frac{2}{7}OA + \frac{3}{7}OB
次に、CF・OBをkを用いて表す。
OF=kOBOF = kOBより、CF=OFOC=kOB13OACF = OF - OC = kOB - \frac{1}{3}OA
CFOB=(kOB13OA)OB=kOBOB13OAOB=kOB213OAOBCF・OB = (kOB - \frac{1}{3}OA)・OB = kOB・OB - \frac{1}{3}OA・OB = k|OB|^2 - \frac{1}{3}OA・OB
CFOB=16k136=16k2CF・OB = 16k - \frac{1}{3} * 6 = 16k - 2
CF⊥OBのとき、CFOB=0CF・OB = 0なので、
16k2=016k - 2 = 0
16k=216k = 2
k=216=18k = \frac{2}{16} = \frac{1}{8}
三角形OABの面積は 12OA2OB2(OAOB)2\frac{1}{2}\sqrt{|OA|^2|OB|^2 - (OA・OB)^2} であり、|OB|=4, OA・OB=6なので、|OA|=xとすると、
12x21636=1216x236=4x29\frac{1}{2}\sqrt{x^2*16 - 36} = \frac{1}{2}\sqrt{16x^2 - 36} = \sqrt{4x^2-9}
12OA2OB2(OAOB)2=12OA24262=1216OA236=4OA29\frac{1}{2} \sqrt{|OA|^2 |OB|^2 - (OA \cdot OB)^2}= \frac{1}{2} \sqrt{|OA|^2 \cdot 4^2 - 6^2} = \frac{1}{2} \sqrt{16|OA|^2 - 36} = \sqrt{4|OA|^2 -9}

3. 最終的な答え

ア: 1
イ: 3
ウ: 2
エ: 2
オ: 1
カ: 3
キ: 3
ク: 1
ケ: 3
コ: 7
サ: 6
シ: 7
ソ: 16
タ: k
チ: 2
ツ: 0
テ: 1
ト: 8
ス: 4
セ: |OA|^2 - 9

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