全体集合 $U$ は実数全体の集合である。 3つの集合 $A$, $B$, $C$ が以下のように定義されている。 $A = \{x | -1 \le x < 5 \}$ $B = \{x | -3 < x \le 4 \}$ $C = \overline{A \cup B}$ このとき、以下の集合を求めよ。 (1) $A \cap B$ (2) $A \cap C$ (3) $A \cup \overline{C}$

その他集合集合演算補集合共通部分和集合
2025/4/27

1. 問題の内容

全体集合 UU は実数全体の集合である。
3つの集合 AA, BB, CC が以下のように定義されている。
A={x1x<5}A = \{x | -1 \le x < 5 \}
B={x3<x4}B = \{x | -3 < x \le 4 \}
C=ABC = \overline{A \cup B}
このとき、以下の集合を求めよ。
(1) ABA \cap B
(2) ACA \cap C
(3) ACA \cup \overline{C}

2. 解き方の手順

(1) ABA \cap B は、集合 AA と集合 BB の共通部分である。
A={x1x<5}A = \{x | -1 \le x < 5 \}
B={x3<x4}B = \{x | -3 < x \le 4 \}
であるから、AB={x1x4}A \cap B = \{x | -1 \le x \le 4 \}
(2) ACA \cap C を求める。
まず、ABA \cup B を求める。
AB={x3<x<5}A \cup B = \{x | -3 < x < 5 \}
次に、C=ABC = \overline{A \cup B} を求める。
C={xx3 or x5}C = \{x | x \le -3 \text{ or } x \ge 5 \}
ACA \cap C は、集合 AA と集合 CC の共通部分である。
A={x1x<5}A = \{x | -1 \le x < 5 \}
C={xx3 or x5}C = \{x | x \le -3 \text{ or } x \ge 5 \}
であるから、AC=A \cap C = \emptyset
(3) ACA \cup \overline{C} を求める。
C=AB=AB\overline{C} = \overline{\overline{A \cup B}} = A \cup B
AC=A(AB)=ABA \cup \overline{C} = A \cup (A \cup B) = A \cup B
A={x1x<5}A = \{x | -1 \le x < 5 \}
B={x3<x4}B = \{x | -3 < x \le 4 \}
AB={x3<x<5}A \cup B = \{x | -3 < x < 5 \}

3. 最終的な答え

(1) AB={x1x4}A \cap B = \{x | -1 \le x \le 4 \}
(2) AC=A \cap C = \emptyset
(3) AC={x3<x<5}A \cup \overline{C} = \{x | -3 < x < 5 \}

「その他」の関連問題

整数 $\mathbb{Z}$ の部分集合 $B_1$ と $B_2$ がそれぞれ $B_1 = \{n \in \mathbb{Z} \mid n \leq 0\}$ および $B_2 = \{n ...

集合関数写像包含関係集合演算
2025/4/28

集合 $B_1$ と $B_2$ をそれぞれ $B_1 = \{ n \in \mathbb{Z} \mid n \le 0 \}$、$B_2 = \{ n \in \mathbb{Z} \mid n...

集合写像集合の包含関係関数
2025/4/28

大人3人と子供4人が1列に並ぶ時、以下の並び方は何通りあるか。 (1) 大人が3人続いて並ぶ場合 (2) 大人子供が交互に並ぶ場合

場合の数順列組み合わせ
2025/4/27

$\cos^2 \alpha = 1 - \sin^2 \alpha = 1 - (\frac{2}{3})^2 = 1 - \frac{4}{9} = \frac{5}{9}$ $\alph...

三角関数倍角の公式三角比象限
2025/4/27

問題は、ねこの体温の記録を表と折れ線グラフで示し、それに基づいて4つの質問に答えるものです。

グラフデータ分析温度解釈
2025/4/27

与えられた数独を解く問題です。数独は、9x9のマスに1から9までの数字を、各行、各列、各3x3のブロックに重複しないように埋めるパズルです。

数独パズル論理
2025/4/27

問題190について、以下の2つの問題を解く。 (1) $\theta$が第3象限の角で、$\sin \theta = -\frac{3}{5}$ のとき、$\cos \theta$と$\tan \th...

三角関数三角比象限cossintan
2025/4/27

集合Aが集合Bの部分集合であるとき($A \subset B$)、AとBの補集合の共通部分($A \cap \overline{B}$)が空集合($\emptyset$)であることを、図を用いて確かめ...

集合論ベン図部分集合補集合空集合
2025/4/26

問題1:全体集合$U$とその部分集合$A, B, C$が与えられたとき、集合演算(和集合、共通部分、補集合)の結果を求める。 問題2:$x, y$が実数のとき、条件の必要条件・十分条件を判定する。 問...

集合論理必要十分条件対偶無理数命題証明
2025/4/26

全体集合 $U$ とその部分集合 $A$, $B$ について、$n(U) = 50$, $n(A \cup B) = 42$, $n(A \cap B) = 3$, $n(\overline{A \c...

集合要素数ド・モルガンの法則集合の演算
2025/4/25