点A (2, -4) を通る直線 l, m, n の位置関係に関する問題です。直線 l の傾きは -1/2, 直線 m の傾きは a, 直線 n の式は $y = \frac{3}{2}x + b$ で与えられます。a と b の値によって直線 l, m, n の位置関係がどのように変化するかを答えます。

幾何学直線傾き交点平行y切片
2025/4/27

1. 問題の内容

点A (2, -4) を通る直線 l, m, n の位置関係に関する問題です。直線 l の傾きは -1/2, 直線 m の傾きは a, 直線 n の式は y=32x+by = \frac{3}{2}x + b で与えられます。a と b の値によって直線 l, m, n の位置関係がどのように変化するかを答えます。

2. 解き方の手順

(1) 直線 l と直線 m が重なる時、傾きは等しいので a=12a = -\frac{1}{2}.
(2) 直線 m と直線 n が平行なとき、傾きは等しく、y切片は異なる。つまり a=32a = \frac{3}{2} かつ b7b \neq -7. なぜなら、直線 m は点 A (2, -4) を通るので y=32x+by = \frac{3}{2}x + b' とおくと 4=32(2)+b-4 = \frac{3}{2}(2) + b' より b=7b' = -7 となる。
(3) 3直線 l, m, n が1点で交わる時、まず l, m の交点を求める。
l の式は y=12x+b1y = -\frac{1}{2}x + b_1 で A (2, -4) を通るので 4=12(2)+b1-4 = -\frac{1}{2}(2) + b_1, b1=3b_1 = -3. よって y=12x3y = -\frac{1}{2}x - 3.
m の式は y=ax+b2y = ax + b_2 で A (2, -4) を通るので 4=2a+b2-4 = 2a + b_2, b2=42ab_2 = -4 - 2a. よって y=ax42ay = ax - 4 - 2a.
l, m の交点を求めると 12x3=ax42a-\frac{1}{2}x - 3 = ax - 4 - 2a. (a+12)x=1+2a(a + \frac{1}{2})x = 1 + 2a. x=1+2aa+12=2x = \frac{1 + 2a}{a + \frac{1}{2}} = 2. これは l, m が平行でない限り成り立つので、 a12a \neq -\frac{1}{2} となる。
y=12(2)3=4y = -\frac{1}{2}(2) - 3 = -4. よって交点は (2, -4) = A となる。
n の式は y=32x+by = \frac{3}{2}x + b であり、この点を通るので 4=32(2)+b-4 = \frac{3}{2}(2) + b, b=7b = -7.
したがって、条件は a32a \neq \frac{3}{2} かつ a12a \neq -\frac{1}{2} であり、b=7b = -7.
(4) 直線 m と直線 n が重なる時、傾きと切片が等しくなければならないので、a=32a = \frac{3}{2} であり、直線 m は点 A (2, -4) を通るので y=32x+by = \frac{3}{2}x + b' とおくと 4=32(2)+b-4 = \frac{3}{2}(2) + b' より b=7b' = -7. 一方、n の式は y=32x+by = \frac{3}{2}x + b であるから、b=7b = -7.

3. 最終的な答え

- a = -1/2 のとき、直線lと直線mはぴったり重なる。
- a = 3/2, b ≠ -7 のとき、直線mと直線nは平行になる。
- a ≠ -1/2, a ≠ 3/2, b = -7 のとき、3直線l, m, nは1点で交わる。
- a = 3/2, b = -7 のとき、直線mと直線nはぴったり重なる。

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