直線 $x+1 = \frac{y-2}{2} = \frac{z}{-3}$ と点 $A(1, 0, 1)$ を含む平面の方程式を求めます。

幾何学ベクトル平面法線ベクトル空間ベクトル
2025/4/27

1. 問題の内容

直線 x+1=y22=z3x+1 = \frac{y-2}{2} = \frac{z}{-3} と点 A(1,0,1)A(1, 0, 1) を含む平面の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた直線上の2点を求めます。直線の方程式を tt とおくと、
x+1=tx+1 = t
y22=t\frac{y-2}{2} = t
z3=t\frac{z}{-3} = t
となり、
x=t1x = t - 1
y=2t+2y = 2t + 2
z=3tz = -3t
となります。
t=0t=0 のとき、点 B(1,2,0)B(-1, 2, 0) が直線上にあります。
t=1t=1 のとき、点 C(0,4,3)C(0, 4, -3) が直線上にあります。
次に、ベクトル AB\vec{AB} とベクトル AC\vec{AC} を求めます。
AB=(11,20,01)=(2,2,1)\vec{AB} = (-1 - 1, 2 - 0, 0 - 1) = (-2, 2, -1)
AC=(01,40,31)=(1,4,4)\vec{AC} = (0 - 1, 4 - 0, -3 - 1) = (-1, 4, -4)
平面の法線ベクトル n\vec{n} は、AB\vec{AB}AC\vec{AC} の外積として求めることができます。
n=AB×AC=(221)×(144)=(2(4)(1)(4)1(1)(2)(4)2(4)2(1))=(8+4188+2)=(476)\vec{n} = \vec{AB} \times \vec{AC} = \begin{pmatrix} -2 \\ 2 \\ -1 \end{pmatrix} \times \begin{pmatrix} -1 \\ 4 \\ -4 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 2(-4) - (-1)(4) \\ -1(-1) - (-2)(-4) \\ -2(4) - 2(-1) \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} -8 + 4 \\ 1 - 8 \\ -8 + 2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} -4 \\ -7 \\ -6 \end{pmatrix}
法線ベクトルを n=(4,7,6)\vec{n} = (-4, -7, -6) とすると、平面の方程式は 4x7y6z=d-4x - 7y - 6z = d と表すことができます。
A(1,0,1)A(1, 0, 1) を通るので、
4(1)7(0)6(1)=d-4(1) - 7(0) - 6(1) = d
406=d-4 - 0 - 6 = d
d=10d = -10
したがって、平面の方程式は 4x7y6z=10-4x - 7y - 6z = -10 となり、両辺に 1-1 をかけると 4x+7y+6z=104x + 7y + 6z = 10 となります。

3. 最終的な答え

4x+7y+6z=104x + 7y + 6z = 10

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