円 $C: x^2 + y^2 - 6x - 4 = 0$ について、以下の問いに答えます。 (1) 円Cの中心の座標と半径を求めます。 (2) 円C上の点A(1, 3)における接線lの方程式を求めます。 (3) (2)で求めた接線lに関して、円C上の点B(6, 2)と対称な点Dの座標を求めます。

幾何学接線座標対称な点
2025/5/28

1. 問題の内容

C:x2+y26x4=0C: x^2 + y^2 - 6x - 4 = 0 について、以下の問いに答えます。
(1) 円Cの中心の座標と半径を求めます。
(2) 円C上の点A(1, 3)における接線lの方程式を求めます。
(3) (2)で求めた接線lに関して、円C上の点B(6, 2)と対称な点Dの座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式を標準形に変形します。
x26x+y24=0x^2 - 6x + y^2 - 4 = 0
(x3)29+y24=0(x - 3)^2 - 9 + y^2 - 4 = 0
(x3)2+y2=13(x - 3)^2 + y^2 = 13
よって、中心の座標は(3, 0)で、半径は13\sqrt{13}です。
(2) 円C上の点A(1, 3)における接線lの方程式を求めます。
円の方程式はx2+y26x4=0x^2 + y^2 - 6x - 4 = 0なので、この円上の点(x1, y1)における接線の方程式は、
x1x+y1y3(x+x1)4=0x_1x + y_1y - 3(x + x_1) - 4 = 0
となります。点A(1, 3)における接線の方程式は、
1x+3y3(x+1)4=01x + 3y - 3(x + 1) - 4 = 0
x+3y3x34=0x + 3y - 3x - 3 - 4 = 0
2x+3y7=0-2x + 3y - 7 = 0
2x3y+7=02x - 3y + 7 = 0
(3) 点B(6, 2)と接線lに関して対称な点Dの座標を求めます。
点Dの座標を(p, q)とすると、線分BDの中点Mは接線l上にあり、直線BDは接線lと直交します。
Mの座標は(6+p2,2+q2)(\frac{6+p}{2}, \frac{2+q}{2})です。Mは接線2x3y+7=02x - 3y + 7 = 0上にあるので、
2(6+p2)3(2+q2)+7=02(\frac{6+p}{2}) - 3(\frac{2+q}{2}) + 7 = 0
6+p332q+7=06 + p - 3 - \frac{3}{2}q + 7 = 0
p32q+10=0p - \frac{3}{2}q + 10 = 0
2p3q+20=02p - 3q + 20 = 0
また、直線BDの傾きはq2p6\frac{q - 2}{p - 6}であり、接線lの傾きは23\frac{2}{3}なので、直線BDと接線lは直交することから、
q2p6=32\frac{q - 2}{p - 6} = -\frac{3}{2}
2(q2)=3(p6)2(q - 2) = -3(p - 6)
2q4=3p+182q - 4 = -3p + 18
3p+2q22=03p + 2q - 22 = 0
2p3q+20=02p - 3q + 20 = 0
3p+2q22=03p + 2q - 22 = 0
この連立方程式を解きます。
6p9q+60=06p - 9q + 60 = 0
6p+4q44=06p + 4q - 44 = 0
13q+104=0-13q + 104 = 0
q=8q = 8
3p+2(8)22=03p + 2(8) - 22 = 0
3p+1622=03p + 16 - 22 = 0
3p6=03p - 6 = 0
3p=63p = 6
p=2p = 2
よって、点Dの座標は(2, 8)です。

3. 最終的な答え

(1) 中心の座標: (3, 0), 半径: 13\sqrt{13}
(2) 接線lの方程式: 2x3y+7=02x - 3y + 7 = 0
(3) 点Dの座標: (2, 8)

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