関数 $f(x) = x^2$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) $x$ が1から3まで変化するときの平均変化率を求めます。 (2) $x=1$ における $f(x)$ の微分係数を定義から求めます。

解析学微分平均変化率微分係数関数の微分
2025/3/17

1. 問題の内容

関数 f(x)=x2f(x) = x^2 について、以下の2つの問いに答えます。
(1) xx が1から3まで変化するときの平均変化率を求めます。
(2) x=1x=1 における f(x)f(x) の微分係数を定義から求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平均変化率は、変化の割合を表し、f(b)f(a)ba \frac{f(b) - f(a)}{b - a} で計算できます。この問題では、a=1a=1b=3b=3 なので、
平均変化率 =f(3)f(1)31 = \frac{f(3) - f(1)}{3 - 1} を計算します。
f(3)=32=9f(3) = 3^2 = 9
f(1)=12=1f(1) = 1^2 = 1
したがって、平均変化率 =9131=82=4 = \frac{9 - 1}{3 - 1} = \frac{8}{2} = 4 です。
(2) 微分係数の定義は、f(a)=limh0f(a+h)f(a)h f'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{f(a+h) - f(a)}{h} です。
この問題では、a=1a=1 なので、f(1)=limh0f(1+h)f(1)hf'(1) = \lim_{h \to 0} \frac{f(1+h) - f(1)}{h} を計算します。
f(1+h)=(1+h)2=1+2h+h2f(1+h) = (1+h)^2 = 1 + 2h + h^2
f(1)=12=1f(1) = 1^2 = 1
したがって、f(1)=limh0(1+2h+h2)1h=limh02h+h2h=limh0(2+h)=2f'(1) = \lim_{h \to 0} \frac{(1 + 2h + h^2) - 1}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{2h + h^2}{h} = \lim_{h \to 0} (2 + h) = 2 です。

3. 最終的な答え

(1) 4
(2) 2

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