$a+b+c=0$ のとき、次の等式を証明する。 (1) $c^2 - 4ab = (a-b)^2$ (2) $2a^2 + bc = (a-b)(a-c)$

代数学等式の証明式の展開因数分解代入
2025/4/27

1. 問題の内容

a+b+c=0a+b+c=0 のとき、次の等式を証明する。
(1) c24ab=(ab)2c^2 - 4ab = (a-b)^2
(2) 2a2+bc=(ab)(ac)2a^2 + bc = (a-b)(a-c)

2. 解き方の手順

(1) a+b+c=0a+b+c=0 より、c=(a+b)c = -(a+b)である。
左辺に代入すると、
c24ab=(ab)24ab=(a+b)24ab=a2+2ab+b24ab=a22ab+b2=(ab)2c^2 - 4ab = (-a-b)^2 - 4ab = (a+b)^2 - 4ab = a^2 + 2ab + b^2 - 4ab = a^2 - 2ab + b^2 = (a-b)^2
右辺は(ab)2(a-b)^2である。よって、左辺=右辺となり、等式は成り立つ。
(2) a+b+c=0a+b+c=0 より、b+c=ab+c = -aである。
右辺を展開すると、(ab)(ac)=a2acab+bc(a-b)(a-c) = a^2 - ac - ab + bc
左辺を変形する。2a2+bc=a2+a2+bc=a2+a(bc)+bc=a2abac+bc2a^2 + bc = a^2 + a^2 + bc = a^2 + a(-b-c) + bc = a^2 - ab - ac + bc
よって、左辺=右辺となり、等式は成り立つ。

3. 最終的な答え

(1) c24ab=(ab)2c^2 - 4ab = (a-b)^2 は成り立つ。
(2) 2a2+bc=(ab)(ac)2a^2 + bc = (a-b)(a-c) は成り立つ。

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