(1) 極座標で点 A(2, π/4) を通り、直線 OA に垂直な直線の極方程式を求める問題。

幾何学極座標直線極方程式三角関数
2025/4/27

1. 問題の内容

(1) 極座標で点 A(2, π/4) を通り、直線 OA に垂直な直線の極方程式を求める問題。

2. 解き方の手順

極座標 (r, θ) と直交座標 (x, y) の関係は、
x=rcosθx = r \cos \theta
y=rsinθy = r \sin \theta
である。
点 A の直交座標は、
x=2cos(π/4)=222=2x = 2 \cos(\pi/4) = 2 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \sqrt{2}
y=2sin(π/4)=222=2y = 2 \sin(\pi/4) = 2 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \sqrt{2}
であるから、A は (2,2)(\sqrt{2}, \sqrt{2}) である。
直線 OA の傾きは 1 である。
直線 OA に垂直な直線の傾きは -1 である。
点 A を通り、傾きが -1 の直線の式は、
y2=1(x2)y - \sqrt{2} = -1 (x - \sqrt{2})
y2=x+2y - \sqrt{2} = -x + \sqrt{2}
x+y=22x + y = 2\sqrt{2}
である。
x=rcosθx = r \cos \theta, y=rsinθy = r \sin \theta を代入すると、
rcosθ+rsinθ=22r \cos \theta + r \sin \theta = 2\sqrt{2}
r(cosθ+sinθ)=22r (\cos \theta + \sin \theta) = 2\sqrt{2}
r2(12cosθ+12sinθ)=22r \sqrt{2} (\frac{1}{\sqrt{2}} \cos \theta + \frac{1}{\sqrt{2}} \sin \theta) = 2\sqrt{2}
r2(sin(π/4)cosθ+cos(π/4)sinθ)=22r \sqrt{2} (\sin (\pi/4) \cos \theta + \cos (\pi/4) \sin \theta) = 2\sqrt{2}
r2sin(θ+π/4)=22r \sqrt{2} \sin (\theta + \pi/4) = 2\sqrt{2}
rsin(θ+π/4)=2r \sin (\theta + \pi/4) = 2
または、別の方法として、直線と原点Oの距離をdとする。
点Aを通りOAに垂直な直線の方程式は、
rcos(θπ/4)=dr\cos(\theta - \pi/4) = d と表せる。
点A (2, π/4)を通るので、
2cos(π/4π/4)=d2\cos(\pi/4 - \pi/4) = d
2cos(0)=d2\cos(0) = d
d=2d = 2
よって、直線の方程式は
rcos(θπ/4)=2r\cos(\theta - \pi/4) = 2
r(cosθcos(π/4)+sinθsin(π/4))=2r(\cos\theta\cos(\pi/4)+\sin\theta\sin(\pi/4)) = 2
r(22cosθ+22sinθ)=2r(\frac{\sqrt{2}}{2}\cos\theta+\frac{\sqrt{2}}{2}\sin\theta) = 2
r(cosθ+sinθ)=22r(\cos\theta+\sin\theta) = 2\sqrt{2}

3. 最終的な答え

rcos(θπ4)=2r \cos (\theta - \frac{\pi}{4}) = 2

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