問題は、直方体における三角形BDEの面積と、点Aから平面BDEに下ろした垂線の長さを求めるものです。直方体の各辺の長さは、AB=8, AD=6, AE=6と与えられています。

幾何学空間図形直方体三角形三平方の定理ヘロンの公式体積
2025/4/27

1. 問題の内容

問題は、直方体における三角形BDEの面積と、点Aから平面BDEに下ろした垂線の長さを求めるものです。直方体の各辺の長さは、AB=8, AD=6, AE=6と与えられています。

2. 解き方の手順

(1) 三角形BDEの面積を求める。
三角形BDEは、底面をBE、高さをBDと見なすことができる。
BEの長さは、三平方の定理より BE=AE2+AB2=62+82=36+64=100=10BE = \sqrt{AE^2 + AB^2} = \sqrt{6^2 + 8^2} = \sqrt{36 + 64} = \sqrt{100} = 10
BDの長さは、三平方の定理より BD=AB2+AD2=82+62=64+36=100=10BD = \sqrt{AB^2 + AD^2} = \sqrt{8^2 + 6^2} = \sqrt{64 + 36} = \sqrt{100} = 10
DEの長さは、三平方の定理より DE=AE2+AD2=62+62=36+36=72=62DE = \sqrt{AE^2 + AD^2} = \sqrt{6^2 + 6^2} = \sqrt{36 + 36} = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
三角形BDEは、3辺の長さが10, 10, 626\sqrt{2}の二等辺三角形である。
ヘロンの公式を利用して三角形の面積を求める。
s=10+10+622=10+32s = \frac{10+10+6\sqrt{2}}{2} = 10 + 3\sqrt{2}
s(sa)(sb)(sc)=(10+32)(32)(32)(1032)=(10018)(18)=82×18=1476=641\sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)} = \sqrt{(10+3\sqrt{2})(3\sqrt{2})(3\sqrt{2})(10-3\sqrt{2})} = \sqrt{(100-18)(18)} = \sqrt{82 \times 18} = \sqrt{1476} = 6 \sqrt{41}
あるいは、点BからDEに垂線を下ろすと、DEの中点をMとすると、BMは高さになる。
DMの長さは323\sqrt{2}なので、BMの長さは10018=82\sqrt{100 - 18} = \sqrt{82}
三角形BDEの面積は 12×62×82=3164=641\frac{1}{2} \times 6\sqrt{2} \times \sqrt{82} = 3\sqrt{164} = 6\sqrt{41}
従って、三角形BDEの面積は6416\sqrt{41}
(2) 点Aから平面BDEへ引いた垂線の長さを求める。
直方体の体積Vは 8×6×6=2888 \times 6 \times 6 = 288
四面体ABDEの体積は、直方体の体積から他の四面体の体積を引いて求める。
V=1/3 x 面積BDE x h (hはAからの垂線の長さ)
よって、Aから平面BDEへの垂線の長さは、h=3V面積BDE=3×(1/6)×288641=144641=2441=244141h = \frac{3V}{\text{面積BDE}} = \frac{3 \times (1/6) \times 288}{6\sqrt{41}} = \frac{144}{6\sqrt{41}} = \frac{24}{\sqrt{41}} = \frac{24\sqrt{41}}{41}

3. 最終的な答え

三角形BDEの面積は、6416\sqrt{41}
点Aから平面BDEへ引いた垂線の長さは、244141\frac{24\sqrt{41}}{41}

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