(1) 等差数列$\{a_n\}$において、第10項が50、第25項が-55であるとき、初項$a_1$を求め、また、初項から第$n$項までの和を$S_n$とするとき、$S_n$が最大になる$n$の値を求める。 (2) 等比数列$\{a_n\}$において、初項から第$n$項までの和を$S_n$とする。$S_{100} = 9009$, $S_{200} = 36036$であるとき、公比を$r$とすると、$r^{100}$の値を求め、また、$S_{300}$の値を求める。
2025/4/27
1. 問題の内容
(1) 等差数列において、第10項が50、第25項が-55であるとき、初項を求め、また、初項から第項までの和をとするとき、が最大になるの値を求める。
(2) 等比数列において、初項から第項までの和をとする。, であるとき、公比をとすると、の値を求め、また、の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
等差数列の一般項をと表す。
第10項が50なので、
第25項が-55なので、
これらを連立方程式として解く。
2式を引き算すると、
が最大になるのは、が初めて負になる直前のの値である。
よって、のとき、は正であり、のとき、は負になる。
したがって、が最大になるのはのときである。
(2)
等比数列の初項を, 公比をとすると、
3. 最終的な答え
(1) 初項は113である。が最大になるのはのときである。
(2) の値は3である。の値は117117である。