問題は2つのパートに分かれています。 (1) 等式 $(x-2y)^2 + (2x+y)^2 = 5(x^2+y^2)$ を証明する問題です。左辺を展開し、右辺と比較して等しいことを示します。 (2) $\frac{a}{b} = \frac{c}{d}$ のとき、等式 $\frac{a^2+b^2}{a^2} = \frac{c^2+d^2}{c^2}$ を証明する問題です。$\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = k$ とおき、$a$ と $c$ を $b$ と $d$ と $k$ で表し、それぞれの式に代入して等しいことを示します。

代数学等式の証明式の展開分数式
2025/4/27

1. 問題の内容

問題は2つのパートに分かれています。
(1) 等式 (x2y)2+(2x+y)2=5(x2+y2)(x-2y)^2 + (2x+y)^2 = 5(x^2+y^2) を証明する問題です。左辺を展開し、右辺と比較して等しいことを示します。
(2) ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、等式 a2+b2a2=c2+d2c2\frac{a^2+b^2}{a^2} = \frac{c^2+d^2}{c^2} を証明する問題です。ab=cd=k\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = k とおき、aaccbbddkk で表し、それぞれの式に代入して等しいことを示します。

2. 解き方の手順

(1)
まず、左辺を展開します。
(x2y)2+(2x+y)2=x24xy+4y2+4x2+4xy+y2(x-2y)^2 + (2x+y)^2 = x^2 - 4xy + 4y^2 + 4x^2 + 4xy + y^2
次に、同類項をまとめます。
x24xy+4y2+4x2+4xy+y2=5x2+5y2x^2 - 4xy + 4y^2 + 4x^2 + 4xy + y^2 = 5x^2 + 5y^2
したがって、左辺は 5x2+5y25x^2 + 5y^2 となります。
次に、右辺を展開します。
5(x2+y2)=5x2+5y25(x^2+y^2) = 5x^2 + 5y^2
したがって、右辺は 5x2+5y25x^2 + 5y^2 となります。
左辺と右辺が等しくなるため、与えられた等式は成り立つことが証明されました。
(2)
ab=cd=k\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = k とおくと、 a=bka = bkc=dkc = dk となります。
a2+b2a2\frac{a^2+b^2}{a^2}a=bka = bk を代入すると
(bk)2+b2(bk)2=b2k2+b2b2k2=b2(k2+1)b2k2=k2+1k2\frac{(bk)^2 + b^2}{(bk)^2} = \frac{b^2k^2 + b^2}{b^2k^2} = \frac{b^2(k^2+1)}{b^2k^2} = \frac{k^2+1}{k^2}
c2+d2c2\frac{c^2+d^2}{c^2}c=dkc = dk を代入すると
(dk)2+d2(dk)2=d2k2+d2d2k2=d2(k2+1)d2k2=k2+1k2\frac{(dk)^2 + d^2}{(dk)^2} = \frac{d^2k^2 + d^2}{d^2k^2} = \frac{d^2(k^2+1)}{d^2k^2} = \frac{k^2+1}{k^2}
したがって、a2+b2a2=c2+d2c2\frac{a^2+b^2}{a^2} = \frac{c^2+d^2}{c^2} が成り立つことが証明されました。

3. 最終的な答え

ア: 5x2+5y25x^2 + 5y^2
イ: 5x2+5y25x^2 + 5y^2
ウ: bkbk
エ: dkdk
オ: k2+1k2\frac{k^2+1}{k^2}

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